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廉「てか、A飲み過ぎ。
帰りめんどくさいんやから程々にしてや」
『別に廉が送ってくれるからいいもーん！！』
えへへーなんてだらしない声を出し
隣のイケメンを廉だと忘れて肩に頭を乗せる。
『……ねぇ』
呼んでも彼は頑なにこちらを見ようとしない。
意地になって頬をつつくと彼の目に私が映った。
『……んふふ』
.
廉「っ、ほんまだらしないわ」
すぐに反対を向いてしまった彼の耳はなんだか赤かった。
.
『おはよう、ございまーす…』
朝起きたら頭痛がして完全に二日酔いだった私はなんとか体を起こして出勤した。
廉「はよ、よく起きれたな」
『ギリギリだけど。マジで、二日酔いしんど…』
廉「昨日ハメ外して飲むからやろ」
『廉が送ってくれるからいいかなって』
廉「男の前であんなんだと引かれるで」
廉には何回もお世話になっている。
何かしでかしてないか毎回怖くなるけど、
今更そんなこと言われても気にしていない。
『別に廉は引かないでしょ？』
廉「もう引いてるの間違いや」
『ふんっ、あっそ』
.
.
お互い自分でデスクで作業をしていると
静かだった社内に課長の声が響いた。
「皆、新人が挨拶するから集まれー」
ハゲ課長が声を張った方を見ると、
可愛らしい低身長の女の子とビシッとスーツを着こなした男の子がいて
いつもは課長が呼び掛けてもすぐに動かない人達が
珍しくいそいそと新人くんたちの周りに集まった。
「じゃあ、2人挨拶して」
磯「磯辺百奈です！宜しくお願いしますっ」
低身長で女性らしい体で子犬のようなくりくりした目。
彼女が挨拶すると男性陣からは歓喜の声が上がる。
岸「岸優太です！！宜しくお願いします！！！」
こちらも女性陣からはカッコイイとか、体は男らしいいのに顔が可愛いと黄色い声が上がった。
廉「岸ってやつ、なんか犬っぽくない？」
なんとなく、そう言った彼に
『いや、どちらかと言うと
…………おさるさん』
.
「「「………………。」」」
騒がしかったはずなのに何故か私の声だけがクリアに聞こえた。
廉「ブッ」
廉が吹き出したと同時に、周りの人も言われてみれば似てるかも！なんて言い始めて
言われた張本人はピシッと背筋を伸ばしたまま顔を真っ赤にしていた。
恥ずかしい思いをさせてごめんねと心の中で謝った。
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はる - とても面白くて一気読みしていました！続きが気になるので、宜しければパスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願いいたします！ (2021年6月24日 1時) (
レス) id: 8cb2e2585a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 『殻を知らない蛇は』を読んで、とても面白いなと思ったのでこちらの作品も読ませていただきました！続きが気になるのでパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします！ (2021年6月22日 21時) (レス) id: 22c18f65d8 (このIDを非表示/違反報告)
sweetlarme(プロフ) - Rieさんのお話どんどん続きが気になって一気読みしちゃいます。続きが読みたいので、良ければパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (2021年6月3日 23時) (レス) id: cc4072ce2b (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - パスワード教えていただきたいです！ (2021年6月2日 19時) (レス) id: 0501681899 (このIDを非表示/違反報告)
An(プロフ) - Rieさんの世界感とっても好きです。宜しければパスワード教えて頂きたいです。続きがとても気になってます、、 (2021年6月2日 18時) (レス) id: 9f0db7920c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rie
| 作成日時：2020年1月17日 0時
