2 ページ43
結花side
ゆう「着いたよ。待ってね、開けるから」
結花「うん」
実家に着き、玄関の前で車を止め、ゆうくんが先に降りて、後部座席のドアを開けてくれた。
赤ちゃんを抱っこしたまま降りて、そしてそのまま階段を登ってチャイムを鳴らした。
すると、すぐ開いたドア。
岸「おう！おかえり！」
結花「ただいま」
パパが先に出迎えてくれて、あとからママや妹たちが次々と玄関先にやってきた。
「おかえり、結花」
結花「ただいま」
ゆう「じゃあ俺、駐車場に車停めてくるね」
結花「うん」
ゆうくんは一旦外に出た。
岸「ほら、入りなよ」
結花「うん」
赤ちゃんを落とさないよう、慎重に靴を脱ぎ、家に上がった。
リビングに入ると、入院する前にはなかった赤ちゃん用のベッドが置いてあった。
結花「これ、どうしたの？」
ベッドを見ながら、ママに聞いた。
「パパが買ったんだよ。うちにも赤ちゃんグッズ置いたほうがいいだろうって」
結花「ふふ、そうなんだ」
わざわざこの子のためにと買ってくれたんだ。
結花「ありがとう、パパ」
岸「おう」
夢花「パパ、お姉ちゃんと赤ちゃんが帰ってくるの、すごい楽しみにしてたんだよ」
結花「そうなんだ笑」
結婚も妊娠も、まだ年齢的には若干早かった。
それでも許してくれて、おめでとうと何度も言ってくれて。
ママもそうだけど、パパも辛いときはすごい支えてくれてた。
結花「パパ」
私はパパの目の前に行った。
岸「ん？」
結花「抱っこしてあげて」
岸「えっ、いいの？」
結花「うん。パパがいてくれたからこの子産まれたと思うから」
そう言い、この子をパパに差し出す。
パパは赤ちゃんの背中に手を回し、そのまま抱っこした。
「どう？パパ」
ママがパパに聞いた。
岸「めっちゃ可愛い。何か感動するな」
百花「ももかもあかちゃんだっこしたい！」
颯「ぼくも！」
結花「後で順番こね」
百花「うん！」
すると···
岸「ｸﾞｽｯ···」
「え、パパ？笑 どうしたの？笑」
パパが突然泣き出した。
岸「いやっ···何か分かんねぇけど、涙出てくる···ｸﾞｽｯ···結花、ほんとにママになったんだな···」
結花「ふふ、泣きすぎだよ笑」
そう言いながらも私も泣きそうになってた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
このみ(プロフ) - おんぷさん» いいお名前です！どっちかのお名前を使わせていただきますね！ (2022年5月23日 3時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - 夢咲は ゆめを咲かせてこちらも道が彩られるようにって感じで 翔太君は前夢がしっかりしてたから子どもも夢花ちゃんと一緒で悩んでもちゃんと自分で決められるように (2022年5月22日 23時) (レス) id: 35ce01de37 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - あの、夢花ちゃんの子の名前決まってますか？ 決まってたらいいんですが、男の子なら 翔太くんから取って翔斗 しょうと 女の子なら夢花ちゃんと同じ夢って字を入れた夢咲 ゆめさ はどうですか？ 由来は翔斗は 夢まで駆け上がって道を見つける。 (2022年5月22日 23時) (レス) @page1 id: 35ce01de37 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - 岸くん推しさん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (2022年5月22日 20時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - おんぷさん» リクエストありがとうございます！どっちかで書いてみますね！ (2022年5月22日 20時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：このみ | 作成日時：2022年5月17日 6時
