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岸side
岸「おい、大丈夫か？立てるか？」
頷いた結花の腕を掴み、立き上がる結花をフォロー。
立ち上がった結花の顔を覗き込むと、その顔色はとても悪かった。
岸「とりあえず横になろう？な？」
結花「うん···」
本当はおんぶとかお姫様抱っことかで連れていきたいけど、それは結花のプライドが許さないと思うから、俺は背中に手を添えるだけ。
結花を布団に入れ、毛布もかけた。
岸「どうして倒れてたんだよ」
俺は結花の横に胡座で座り、そう聞く。
結花「トイレで吐いちゃって···で、部屋に移動してる間にすごいめまいが来てそのまま倒れちゃった···すぐめまいは収まったけど、しんどくて立ち上がれなかった···」
岸「そっか···」
結花「こんなに辛いと思わなかった···つわり···」
Aが双子を妊娠してたときは、Aのつわりを結花は間近で見てたけど、結花自身がつわりを体験するのはもちろん初めてだから、予想以上のつわりの辛さに結花も相当参ってるようだ。
岸「そうだな。まぁ俺は男だからつわりの大変さとか100パーはわかんないけど、でももう少し頑張ろう。な？」
結花「うん···」
岸「大丈夫だって！俺らがついてるから！結花のこと、みんなで支えるからさ。絶対一人にはさせないから。安心しろ」
結花「うん···」
岸「よし、じゃあ果物買ってきたから二人で食べるか。な？用意してくるから待ってろ」
俺は立ち上がり、部屋を出た。
部屋を出た瞬間、結花の啜り泣き声が聞こえた。
泣きたくても、俺には泣き顔を見せたくないと我慢してたのかな。
結花のこと支えてあげたいって強く思った。
·
·
そしてそれから7ヶ月。
結花はついに臨月を迎えた。
初期のつわりは無事終わり、安定期は特に何事もなく過ごせたみたいだけど、今は後期つわりで悩んでるそう。
つわりもまた始まったみたいだし、何より出産も間近のため、何かあったらすぐに対応できるように、結花とゆうくんは臨月に入ってから俺らの家に住ませるようにした。
まぁ後期は、初期のつわりとは違って、調子のいい日もあるから、そういう日は、みんなで結花のお腹を撫でてる。
結花のお腹はどんどん大きくなってて、胎動もすごい。
赤ちゃんも元気に生きてるようで、俺らも安心だ。
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このみ(プロフ) - おんぷさん» いいお名前です！どっちかのお名前を使わせていただきますね！ (2022年5月23日 3時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - 夢咲は ゆめを咲かせてこちらも道が彩られるようにって感じで 翔太君は前夢がしっかりしてたから子どもも夢花ちゃんと一緒で悩んでもちゃんと自分で決められるように (2022年5月22日 23時) (レス) id: 35ce01de37 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - あの、夢花ちゃんの子の名前決まってますか？ 決まってたらいいんですが、男の子なら 翔太くんから取って翔斗 しょうと 女の子なら夢花ちゃんと同じ夢って字を入れた夢咲 ゆめさ はどうですか？ 由来は翔斗は 夢まで駆け上がって道を見つける。 (2022年5月22日 23時) (レス) @page1 id: 35ce01de37 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - 岸くん推しさん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (2022年5月22日 20時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - おんぷさん» リクエストありがとうございます！どっちかで書いてみますね！ (2022年5月22日 20時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2022年5月17日 6時
