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Sincere love*082 ページ36

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裁判が終わると、烏田さんと三澄さんが出てきた。打ち合わせが終わったらしい。
系さんはどっかに行ったので、三澄さんのところに駆け寄る。





「三澄さん本当にありがとうございました、これでやっと全て終わります。」


「いいえ、私は法医学者として出来ることをしたまでです。8年間…追いかけ続けてきた貴方を心から尊敬します。本当にお疲れ様でした」



そう言って笑う彼女にどこが夕希子姉ちゃんのような太陽のような優しさを見つける。
それがどうしようもなく似ていて、止まったはずの涙が出てくる。



「わ、ちょっと大丈夫ですか〜」



笑いながら受け止めてくれる三澄さんは本当に姉ちゃんに似ている。
なんで系さんはこの人を好きにならなかったのだろうと思うほどに。


とりあえずここじゃ目立ちますねと、影にある自販機前のベンチに移動する。
彼女は疲れているだろうにそばにいてくれて、そしていつの間にやら東海林さんもいて私を挟むように座ってくれていた。




そして私が落ち着くのを見計らって彼女は言った。




「三澄さんって堅苦しいからやめません?敬語も。私たち多分同じくらいの年齢ですよね」


まさかの提案に驚く。
だけどすごく嬉しかった。三澄さんと東海林さんのような仲のいい友達に憧れていたから。


「え、いいんですか?」

「もちろんですよ!その反応は承諾されたと見なしていいですか?」

「はい!じゃあミコトって呼ぶね。」

「えー、何よずるい、私も夕子って呼んで〜」


不貞腐れたように私に倒れかかってくる彼女に、「夕子、これからも宜しくね」と言えば満足そうに笑って、「よし、A!一緒に行こう!異性間交流会!」「異性間交流会?」聞きなれないワードに思わず聞き返せばミコトが呆れたように教えてくれた。


「合コンのこと、Aは行かないよーだって愛しのダーリンがいるからね」


愛しのダーリン、あぁ系さんの事か。
それよりそんなふうに思われていたなんてと顔が熱くなる。


「やだ、何顔赤くしてんの!!キー!!なんであんな傍若無人のオラオラ男がいいの!」

「系さんそんなふうに呼ばれてるの?」

「うん!てかよく分かったねー」



そう言って笑うふたりに私も同調して笑っていると、







「本当に、よく分かったな」


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青龍 葵(プロフ) - 誤字でしょうか?P58の最後、六郎の家にて「一人のの重みがなくなったソファに…」の「一人のの重み」→『の』多いのでは?一度、確認してみて下さい! (2018年3月22日 3時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - 雫さん» コメントありがとうございます!返信が遅くなってしまい申し訳ありません!!面白いと言って頂ける作品をお届け出来て良かったです。続編の方もよろしくお願いします! (2018年3月22日 0時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白かったです!続き、お待ちしてますね|´-`)チラッ (2018年3月21日 12時) (レス) id: a9d8810827 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - ぷりんさん» プリンさん!!!!!!私の記憶にはしっかりと…。感動的な終わり方と言っていただける作品を作ることが出来て本当に良かったです!私の文章が好きだなんて私には勿体無いお言葉ですが、支えにこれからも書かせていただきますね(;_;) (2018年3月21日 10時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - しばさん» コメントありがとうございます!涙を流していただけるなんてホントになんだか書いてよかった!と思いました!なんて嬉しい言葉ばかりくださるんですかね…(*´-`*)続きも新作もお待ちください、ぜひこれからもご愛読いただければと思います! (2018年3月21日 10時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:烏龍茶 | 作成日時:2018年3月18日 19時

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