リンタングル ~Ren.N~ (ページ43)

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Story 43 ページ43

________あれから6日後。

いよいよ文化祭前日

私たちは明日の一般公開に向けて飾り付けだの提供する料理の味見だの、最終調節を行っていた。

ちなみに私と廉と勇太とれなは店番(強制)で。

接客に少々不安はあるものの3人同じシフトだしいけるかな、なんて思っていたけれど、、、

勇太『A、表情硬すぎ』

接客練習早々勇太に笑いながら突っ込まれる。

｢だって私接客なんてした事ないし、、｣

ましてや人見知りの私からしたら、見ず知らずの相手に
『いらっしゃいませ～(にこにこ)』
なんて無理な話なのだ。
むしろ、罰ゲームに近いものだと思う。

ちなみにれなと廉は余裕らしく、

『A、がんばれ～～笑』

なんて、鬼教官の勇太から鬼特訓を受けてる私に呑気に笑いかけてくる。

他の店番の子はどうなってるの、、なんて周りを見渡すと

クラス『神宮寺くんと廉くんいれば、クラス1位行けるんじゃない～？』

なんてきゃっきゃと騒いでいた。

このクラス、大丈夫なのか？なんて不安を抱きつつも(てか私自身も不安だけど)
勇太の鬼特訓をひたすら受けた。

勇太『てか、A、明日廉と回るんでしょ？』

｢え、なんで知ってるの？？｣

本人から聞いた～なんて、さっきの鬼教官の時とは打って変わってニヤニヤする勇太。

もしかして、廉も楽しみにしてくれてるのかな？なんて淡い期待を抱く。

勇太『まあ、ぼっちになったら連絡しろよ』

この前の祭りのことを察してるのか、何なのか、さすが優しい勇太。

まあ、俺ってイケメンだからね、なんて言ってたのは無視してやったけどね。