リンタングル ~Ren.N~ (ページ40)

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Story 40 ページ40

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れな『Aと神宮寺と廉ーー！！』

そう名前を呼びながら手を振るれなが先に立っていて。

「Aー！！」

私も名前を呼んで駆け寄ろうとした時＿＿＿

"あっ"と思った時には転けそうで、反射的に目をつぶった。

廉『……っ、危ないわ……』

転けたかと思ったら、廉がお腹のとこを支えていて。

転ばずにすみ安堵したが
廉の顔が至近距離にあったのでつい顔を逸らしてしまった。

れな『危なっかしいから気をつけてっていつも言ってるじゃん！』

気づいたら目の前にれながいて、そう怒られてしまった。

「……あ、ごめん。」

廉『大丈夫？怪我とかしてない？』

「してないよ。廉こそ、大丈夫……？」

廉『俺はそんなんで怪我なんてせえへんよ笑』

"守る役割やから" そう呟く。

あぁ、かっこいいな…なんて思うのと同時にそれは幼馴染に向けての言葉なのかなあと思ってしまう。

神『Aは危ないから俺の隣にいとけ。』

「もう、小学生じゃないから。」

なんて、勇太の言葉にムスッとしながら返す。

いつも小さい頃は勇太の隣で、手を握って歩ってたんだっけ。

神『今回は廉が助けてくれたからいいけど、隣にいないと守れないだろ。』

勇太らしくない発言をするけれど、

いつも怪我ばかりの私を助けてくれてたのは勇太だから、何も返すことが出来ない。

廉『……。』

れな『ほら、今は買い出しに来たんでしょ？』

喧嘩するために来たんじゃないから！なんてわざと笑いながられなは明るく振舞ってくれる。

神『まあな。じゃあ買い出し行くか。』

切り替えの早い勇太には呆れるが、このままだと日が暮れてしまう。

とりあえず、れなと勇太に従い買い出しの内容を確認する。

れな『んー、じゃあうちらはあっちの店見てくるから。
Aと廉2人で違う店見てきて。』

｢……へ？｣

れなの唐突な発言に唖然する。

廉『わかったわー。
終わったらそっち、連絡してな。』

れな｢はいよ。じゃあ、ごゆっくり♡｣

……いやいやいや、なんで私と廉2人で買い物するの?!

みんなで買うために買い出しに来たんじゃ…

廉『もしかして、2人で行くの嫌やった？』

なんて不安そうに聞いてくるけど、嫌ではないしむしろ嬉しい。

……けど

｢緊張するから、、｣

そう言うと、廉の顔は赤くなっていて

『……行こ。』

なんて、そそくさと歩いていってしまう。

意識してくれてるのかな……なんて少し嬉しくなった。