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Story 30 ページ30
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「学校行きたくないなあ……」
あれから、家に帰ってすぐに寝てしまっていて。
起きた時にはあっという間に朝になっていた。
廉と話はできたものの
あんな重い話を聞いてしまったからか
普通の自分でいられる自信が無かった。
「幼なじみ……」
私にとっての勇太的な存在だろうか。
それとももっと親密的な関係なのだろうか。
本人に直接聞けばわかる事だろうけれど
あいにく、聞ける勇気なんて私には持っていない。
まず、そもそもそこまで踏み込まれたら
廉もさすがに嫌だと思う気がする。
廉には何があっても嫌われたくない。
今の"仲良しな友達"という立場を無くしたくない。
だからこそ、これ以上踏み込むことは無理で。
「そのうち話してくれるかな……」
廉から話してくれることを信じて、
今は何も聞かないでおこう。
そう胸に決めて、とりあえず学校へ行く準備をした。
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作者名：れもん | 作成日時：2019年2月23日 16時
