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-Aside-
「ただいまー」
秀「あ、おかえり、」
「お兄ちゃん!帰ってたんだね!」
秀「無理して笑わんくてもええんやで?」
「無理してなんかないよー!
あ!今日ね〜クッキーとカップケーキ作ったんだぁ〜!」
ラッピングをしたお菓子をお兄に渡す。
秀「ありがとぉな!」
「うん!あ、直政と明智くんも呼ばなきゃ…」
秀「直政ってもしかして井伊?!」
「?そうだけど。」
秀「あんなやつと仲良くしてんのか?!」
「あんな奴って!失礼しちゃうわ〜
ホントはむちゃくちゃいい奴なんだよ?」
秀「俺は嫌いやぞ、井伊は!」
「もぉ〜
まぁ呼ぶから。」
━━━━━━━━━━━
ピンポーン
「はぁ〜い」
ガチャ
「いらっしゃい二人とも!」
井「よぉ。」
明「Aちゃんこれは…」
「あ!井伊は、幼馴染!」
明「そ、そうなんだね、すご…」
「ほらあがってあがってー!」
秀 ムゥ
「おにいがちょっと拗ねてるのはスルーしといていいからね、」
井「で?なんで呼んだ」
「二人にねー!お菓子作ったのー!」
明「お菓子?」
井「あ、あのうまいやつか?」
「美味しいかどうかはわからんけど、
どうぞ〜」
明「Aちゃん、ありがとう」
「いえいえ、」
井「じゃあ家帰って食べるわ。ってことで帰る。んじゃ。」
「はやっ!バイバイ!」
明「Aちゃん、あのさ、」
「ん?どうしたの?」
明「これ、なんだけど…」
そう言って差し出してきたのは、
あの私の写真。
こんな無様な姿を見られるなんて。
「これ…が、どう、したの?」
明「これって…」
秀「明智、やめ。」
明「で、でも…」
秀「明智!」
明「わかった。」
秀「みやびちゃん、聞けてないみたいやわ。」
明「そっか、」
なんの話かは予想がつく。
誰にやられたんだとか、
なんでこうなったんだとか。
そういうことだろう。
お兄は心配症だから、
きっと心配してるんだよ、
ほっといてくれてもいいのに。
明「僕も…帰るね、」
「わかった、じゃあね!」
明「うん、」
ガチャ
兄と二人。
何を言われるか身構えた。
けど。
秀「うわっ!おいしそー!」
「へ?」
秀「作ってくれたやつ!今食べてもええ?」
「うん!いいよ!」
秀「やった!いただきます!」
兄のもぐもぐタイムが始まり、
あっという間に完食。
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檸檬の妹(プロフ) - めいめいさん» コメントありがとうございます!更新頑張るので、よかったらまた見てください!できればでいいのですが、またコメントよろしくお願いします! (2022年9月14日 7時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めいめい - このお話面白いです!!何度でも見れてしまいます!wこれからも更新、無理せず頑張ってください!続き期待しております!(^^) (2022年9月13日 22時) (レス) id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - あんずさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2022年9月4日 9時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - このお話に星つけますね!頑張ってください! (2022年9月4日 9時) (レス) @page8 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
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