姉を奪わないで！【鬼滅の刃】

8 ページ10

『私にしか向いてない呼吸なんですよ、
姉にも内緒ですが。』


まぁ恋の呼吸も夢の呼吸も
炎の呼吸の派生なんだけどね！

姉にも内緒、の意味がわからないって？
やだなぁ分かられても困っちゃいますよ。




｢あ、お前が例の睡眠薬を使う隊士か？｣


え、なぜ知ってるの？？
噂になってるんですか！？
やだなぁ、私のこと話す暇があるなら
姉を持て囃してほしいのに！

柱にまで広まっちゃうなんて照れちゃいます。




『そうですねぇ、稀に使います』

単独任務の時には使わないんですけどね。

｢色々話聞くぜ、
鎌だけいつも使って刀はお飾りだとか、
腕力がないから薬に頼ってるとか、
呼吸は名前だけで実質無いのと同じだとか。｣


あらあら、随分と酷く言われてますね。
私なんかが甲だから僻んでるのかもねぇ。




『あらまぁ』

これが姉についての話なら、
また別の対応をしてたんですけどね！




｢異論はねぇんだな？｣


『そう言われるのも納得ですから』


言わせとけばいいんですよ！
事実と反してたとしても、
生憎世論には興味が無いんでね！



｢ふぅーん。｣

突っ込まれなくて安心してたら、
静かに私の刀を抜き取られた。


『あ、あの！？』

人の刀を勝手に取らないでもらえます！？
素振りしないで！？振り回さないで！？
傷でもついたら作り直してもらいますからね！
宇髄さんに！！！





｢確かに甘露寺のやつとは違うな。
これを扱うの相当難しいんじゃねぇの？
しかも使い込まれた跡もあるじゃねーか。｣


やけに詳しいですね。
手入れはかなりしてるし、
かすり傷さえも目立たない筈なのに。


あと謝罪無しなんて人間性疑うのですが！？


『そりゃあ呼吸も違いますし、
よく使ってるので当然ですよ。』


｢興味湧いた。
今度俺と合同任務いくぞ、強制な。
その刀使って戦えよ？｣


確定ですか、？
柱って独断で事を進める権力あったっけ？？？

宇髄さんと姉が一緒にいたら、
姉さんはパシられてしまうのでは？
………ダメ絶対。全力で離そう！うん。


『姉さんに近付かないでいただけるならば』

｢あぁ、分かったぜ。俺は神だからな！｣









神って人間と同じ生活してるんだ、、、


神ならば姉に近付いても問題ない？
あ、でも天使と悪魔とはまた違うのかな。

うーん、神って良い人なの？

『あ、そうなんですね！？』

これが衝撃の事実ってやつですか。

9→←7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す