姉を奪わないで！【鬼滅の刃】

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｢お、伊黒と甘露寺じゃねぇか｣

｢任務帰りか？｣



柱って思ってたより暇なんですか？
こんな所に4人も集まってしまっていいんです？
まぁ今は早朝ですが！！！


｢そうよ！先程たまたま出会ったの！！｣

｢あぁ、偶然たまたま奇遇にな｣


やけに強調しますね。
でも、伊黒さんは素敵な人だから！
嘘ではないはず、、？




｢絶対ェ嘘だろそれ｣

｢そんなことないぞ｣

やけに冷や汗かいているように
見えるのは気の所為にしておきます。



｢そこにいるのは甘露寺の妹か？｣

えっ、何故分かったんです！？
似てないのに！！

さてはエスパーですか！？




あっ、柱だからか。
柱ってなんでも出来そうだもんね、うんうん。



『そうです、甘露寺 Aと申します。』

｢へぇ、鬼殺隊に妹いるのかァ｣


あっ、甘露寺蜜璃の妹であることには
驚かないんですね？？？



｢強いのか？｣

姉には劣りますよ！
なんせ姉さんは柱なので。



『いえ、ただの一般的な甲です』


｢十分強いじゃねェか｣

柱の方々に言われても
信憑性が無いんですって！！！

｢俺は他とは違う。代わりに柱にならないか｣









えっ？


｢お前、言ってることが矛盾してるじゃないか。何故他人を見下してから立場を譲ろうとするんだ？自分より優秀なやつが居ないことを証明する為か？｣


｢違う｣









あっ、この人否定さえしたら
説明無しに満足しちゃう系の人だ。


｢ちゃんと説明しろォ、
誰もお前の意図分かってねェんだからな？｣



あの、非常に驚かれても困りますって。
こっちの表情先取りしないで貰えます？？



｢俺は弱い。他と違ってまともに最終選抜をクリアしていない。俺よりも柱にふさわしい人が居るはずだ。だから譲りたい。｣



やれば話せるじゃないですか！！

｢はァ………？｣
｢は？｣
｢あら、そうだったのね？｣

柱の方々さえも本当にご存知なかったんだ。

｢何故今まで言わなかったんだ？｣

｢いつも言ってたぞ。
俺は他とは違う、と。｣









それでは流石に分かりませんって

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