柱になった弟と柱になりたくない姉【鬼滅の刃】

21日目 ページ23

『でも玄弥は私の弟ですよ？』

｢俺の弟じゃねェ。｣

玄弥があなたの弟でないならば、
じゃああなたは私の弟でも無いですよね。


『喧嘩でもしたのです？』

｢してねェ｣


一方的に嫌っているタイプですか。
5歳も年なんだから仲良くしようよ！
相手は思春期まっさだなかなんだよ！？
君もう終えたよね？？？

『お姉さん寂しいなぁ。
玄弥の兄でないなら君は弟ではありません』

弟に優しくしない兄は嫌いだよ。


｢俺は弟だァ｣

『でも玄弥の兄ではないですよね？』

｢…………何故玄弥を弟と認めたんだァ？｣

君とは違っていい子だからです。

『沢山お話聞かしてくれましたよ。
妹たちの話、昔の話、今の話。』

ごめんね、不甲斐ない姉で。

｢じゃあ俺も話すぜェ｣

そーゆー事じゃあないんだよなぁ？？


『玄弥は強い子ですよ』

｢柱だから俺の方が強ェ｣


なんでそうなるかなぁ？？？


『貴方はいつまで経ってもお子ちゃまですね。
玄弥の方が遥かに強いですし、
あなたの方が遥かに弱いです。
鬼殺隊、としては否でしょうけど。』

以前玄弥に出会った時に、
鬼殺隊としての貴方の話は
一切なかったよなぁ。

ということは、もう諦めかけているのかな。
それとも私に心配をかけないためなのかな。

後者だといいけどねぇ？

｢俺は玄弥を守るためにここまで来たァ、
だから俺の方が強いだろうがァ…………｣


不貞腐れても無駄ですよ？？？
こないだ直ぐに半泣きになったの
忘れてないからね？？？？？

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