ぐちゃぐちゃ ページ29
ゴッゴッ
少しずつ音の在処に近づいてきた。
角を曲がった、少し開けた廊下。
『ま…まって』
どうにか声を絞り出す。
全力疾走したから息が上がって前が見れない。
「あれ？ミドリちゃんじゃないか」
聞き覚えのある声に思わず顔を顰める
「
友達…?そう言われて顔を上げるとそこには紐の様な何かで操られ額から血が出ている見慣れた顔が映った
『え…』
「A、ちゃん…」
何でフィンくんが虐められているの？？何で？？思わず固まっていると、後から声がした
「何してるの」
『…マッシュくん…』
「マッシュくん…」
「マッシュくんじゃん」
シュルルルとフィンくんについている紐が解かれていく
「謝ってもらってるんだ。彼が調子に乗っちゃったからね」
調子に乗る…?
固まっている私をよそにマッシュくんはフィンくんに近づく
「大丈夫？フィンくん…」
「…うん」
「でも傷が…」
私もようやく体が言うことを聞くようになり、近づいた
『大丈夫…?取り敢えず回復魔法かけるよ』
何でこんなことになっているのかはわからないが、確かにキャベルさんに操られ怪我をさせられた…つまり虐めである事は確かだ
杖を取り出して回復魔法をかけようとしか瞬間、フィンくんが喋り出した。
「そんなことよりも…」
そんなこと…?結構重症だと思うんだけど…
「マッシュくん、Aちゃん」
名前を呼ばれた事に2人で首を傾げる
「ぼ……僕なんだ…」
タイルに数粒の水滴が落ちる
「君達の教科書…ボロボロにしたの僕なんだ…
怖くて逆らえなくてけど君は僕の事を友達だって…
それなのに僕は君達に酷い事を…
だからどうしても謝りたくて…
本当にごめん…ごめんよ…」
『そう…だったんだ』
フィンくんが故意にやった訳じゃなかったんだ、命令だったんだ。
故意じゃないとわかってもぐるぐるする黒い感情には気づかないフリをした
「僕にもそうやって素直に謝ればよかったのに
…あっそういえばさ
教頭と一緒に食事するんだけど来ない？
そんなボロ雑巾は
放っておいてさ
君達のことをぜひ紹介したいんだ…
こんなチャンス2度とないと思うけど
そんな謝ってばかりの奴とつるんでたらね…」
何でこの人はそんな事を軽々と言えるんだろう
『そんなの行くわけ…
マッシュくんが立ち上がった
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海月楓 - うさぎっこさん» 少しでも勉強するきっかけになれたのなら嬉しいです‥!!少しずつ頑張りましょう‥!! (1月20日 11時) (
レス) id: 74428e7ccf (このIDを非表示/違反報告)
うさぎっこ(プロフ) - え、実は私も不登校なんですよ（あんまり誇れる事でもないけど）中学上がってから全く勉強してないけど…主さんの話を聞いてて、久しぶりに勉強しようと思えました！！ありがとうございます！！ (1月15日 19時) (レス) @page35 id: 91eb8f0c6b (このIDを非表示/違反報告)
海月楓 - 黒犬又と五月雨さん» ありがとうございます‥!!嬉しいです!!インフルお大事にしてください……!! (1月15日 14時) (レス) id: 74428e7ccf (このIDを非表示/違反報告)
黒犬又と五月雨(プロフ) - え、すんごいLoveです……面白くてもう、は？？？？好きなんだが？？？？？って逆ギレしそうなレベルには好きです()なうインフルなのでこれで元気もらってまする… (1月12日 9時) (レス) @page34 id: 88547919b1 (このIDを非表示/違反報告)
海月楓 - しゃりしゃりさん» 初コメありがとうございます!!嬉しいです!!泣フィンくんとドットくん推しなんですね!!一緒ですね!!嬉しいです！！ (12月10日 9時) (レス) id: 74428e7ccf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月楓 | 作成日時：2024年11月10日 10時
