【w.r.w.r.d】甘々【短編集】

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・ut「ね、Aちゃん。.....ええやろ？」
彼の部屋で過ごしていた貴女がそろそろ自室に帰ろうかと立ち上がれば彼が腕を掴み引っ張ります。突然のことにバランスを崩し彼の胸へ倒れ込むと彼が貴女の手にキスをした後、首を傾げ問いかけてきます。貴女が今日は気分じゃないから今度ね、と断ればにぃ、と口端を上げた彼は貴女の耳元へと顔を埋めます。そしてその小さな耳を舐め、貴女がびくりと肩を震わせるのを見るなりわざとらしく水音を立て続けます。待って、と彼の肩を押しても無駄でじっくり追い詰められていく貴女。そっと口を離した彼が潤んだ瞳の貴女を見れば満足げに「....駄目？」と分かりきった質問をしてきます。彼の思い通りになるのは癪だと軽く睨むも彼は気にすることなくへらっと笑い貴女の服に手を掛けるのでした。

・kn「んー？....よう聞こえんな。」
ベットへと押し倒された貴女は熱っぽい彼の視線に動けなくなります。そんな貴女にふっ、と耳元で彼が息を吹きかけます。擽ったく感じた貴女が身を少し捩らせれば面白そうに目を細めた彼が耳に舌を這わせます。目を瞬かせた貴女がやめて、と願うもわざとらしく彼は聞こえないふりをしてきます。なんとか逃げようと抵抗する貴女でしたが、彼に力で叶うはずもなくされるがままです。舐めるだけでは足りなくなった彼が軽く噛んでくれば高い声が出てしまい顔を真っ赤に染め上げます。「ええ声出すやんけ。」貴女のその可愛らしい声に調子を上げた彼がにっ、と笑えばもう抵抗する気持ちも無くなり彼に身を預けることになるでしょう。

・zm「A、かまってぇや。」
そう言い尋ねてきた彼を自室へと招き入れては頭を撫でたり抱き締めたり甘い時間を過ごします。嬉しそうに貴女からの愛を受け取っていた彼でしたが貴女の背中に手を回し抱きしめた後に「なぁ、....ええ？」と色っぽい声音で囁かれます。貴女は返答が恥ずかしく視線をさ迷わせ黙っているとリップ音を立て耳たぶにキスを落とされます。そして「沈黙は肯定と取るで？」と続けた彼に頬を染め眉を下げれば彼は悪戯っ子のような笑みを見せ、ぺろっと貴女の耳を舐め取ります。予想外の行動に上擦った声を出した貴女は頬だけでなく耳や首筋までも赤らめれば「あー、もう我慢できんわ。」と待ちきれないとでも言うように貴女の太股をするりと撫であげました。






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