【w.r.w.r.d】甘々【短編集】

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・em「あぁ、Aさん。此処にいらっしゃったんですね。」
任務を終えた貴女が休憩がてらテラスで1人、日向ぼっこをしていると後ろから声が掛かります。「お疲れ様です。」と微笑み隣に来た彼に貴女も笑みで応えれば「Aさん、お誕生日おめでとうございます。」と続けられます。そういえば、と思い出した貴女がお礼を言えば「気に入ってくれるか分かりませんがどうぞ。」と紙袋を渡されます。受け取り、中から箱を取り出し見てみると高価そうなカップとソーサーが入っていました。素敵なプレゼント有難うございます、と彼らしい贈り物に心が満たされていると「喜んで頂けて良かったです。」と安心したような表情を浮かべます。「Aさんにとって良い1年になるよう願っています。」と言葉を紡ぐ彼に貴方が隣に居てくれるのならきっと良い1年になります、と返せば彼は目を丸くさせたあと幸せそうに何時もよりも更に優しい笑みを浮かべるのでしょう。

・sp「先輩、これあげます。」
煙草を吸っていた彼に声を掛けると彼は灰皿にそれを押し付け貴女に近寄ります。そして右手を取ればポケットから取り出した指輪を薬指に嵌めます。唐突の事に驚いていれば「虫除けです。」とにぃっと口に弧を描きます。貴女の手を撫でると「A先輩、誕生日おめでとうございます。」と柔らかな声音で告げられます。覚えてくれてたんだ、と顔を綻ばせれば「覚えてますよ。」とさも当然のように返してくる彼。贈り物もその言葉も嬉しくて顔の緩みが止まらない貴女につられるように彼も表情を緩めれば「先輩、来年も再来年も祝わせてくださいね。」と愛おしそうに言われるため勿論、と貴女から彼のほっぺに口付ければお返しと言わんばからに彼からも苦く甘いキスをくれます。貴女がもし良ければ今日は一日、傍に居てくませんか、と控えめに強請れば「良いですよ、出掛けます？」と目を細め即答してくれるでしょう。




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サイパスさん 、リクエスト有難うございました！
遅くなってごめんなさい(´･ ･`)

そして、お誕生日おめでとうございました！





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