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連絡はいつも突然。
この時期は向こうも忙しいのはあちらにいる時に何度か見ていたから知っている。
出かける時間なんてないのも知っている。
なのに、なぜここに来れる？
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「不満気な顔やな。」
なんて言われて舌打ちをすると喉で笑って完全にあちらのペース。拒否をすればどうなるか知っているからこそ向こうの方が上。
一度でも、体の関係が生まれれば次なんてすぐで二度、三度。
ずるり
そんな音が脳内に再生されたと同時に俺は声を上げる。
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「俺の形を完全に覚えたって素直に言うているな、ここは。」
「どういう趣味しているねん！」
「こういう趣味。見せれへん姿やけどな、大倉にはしっかり見せているんだから喜べや。」
「あほか。」
なんて悪態をつくしか出来へん。
さっきまで繋がっていたせいで下半身はおかしいし、ゴム使え言うのに使わへんし俺の腹の調子は最高に悪い。
始発まで繰り返す行為。
どこにそんな体力あるねん、この人？
うつ伏せになり枕に顔を埋めて声を殺す。
皮膚のぶつかる音、吐き出す息が重なり、ベッドの軋む音。
酷く耳にこびりつく。
「大倉……」
声は嫌いでない。
でも、呼ばれる度に俺の心の中は冷静になり『これは狂っている』とそう聞こえる。
妹の元カレに抱かれている現実。
友達だった人がずっと思っていた人に抱かれている現実。
仕事で今後取引をするに違いない人に抱かれている現実。
全てがおかしい。
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「なんで時計外さへん？」
風呂場でそんな事を言われ湯舟のふちに座り上目使いで相手を見て素直に言う。
「防水やから。」
「でも、気持ち悪くないん？」
「別に。ずっと付けているから。」
「そう言う問題？」
「そう言う問題。」
悪態しか言えへん。
呼び出され、シて、朝に別れる。って、完全に変な事している人にしか思えへんやん。
まぁ、変な事なんやけど。
「元気だよね、横山くん。」
「普通や。」
「今までこんな生活していたん？どこに女おったん？」
「女はおらん。」
「え？男？」
「それもない。」
「今まで全く？」
「そうやな。大倉で弾けた感じやから今までシていなかった分が……そう言う事やな。」
マジにおかしなこと言うているよ、この人。
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瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。嬉しい言葉です。中だるみするかな？そう思いながら日々更新しています。これからも宜しくお願い致します (2022年12月2日 16時) (
レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます。わくわくが止まりません。 (2022年12月1日 17時) (レス) @page42 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - ショーン様 コメントありがとうございます。楽しんでいただけて嬉しいです。まだ続きそうなのですが、これからもお付き合いくださいませ。 (2022年12月1日 15時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
ショーン(プロフ) - いつも楽しみにしています。話の展開がワクワクしてきました。これからもよろしくお願いします。 (2022年11月30日 19時) (レス) @page41 id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年10月24日 16時
