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観光で成り立っている街は表通りと裏通りで景色は変わる。
表通りは賑やかで人通りも多く新しい店が出来たり消えたり結構な回転率が来たりする。それくらい集客が大変なんやって言う事なんやろう。逆に裏通りは昔からある老舗の店や一見さんお断りの店、それなりに生き残っている店も多いし、住んでいる人たちが何ら変わりなく生活をしていて表と違う空気感。今どきこんな家に住んでいるん？なんて思うのも多いけど、大切に生活をしているから残っていく。もちろん、表向きは昔ながらやけど、リフォームかけて今どきに変更をしている家もそれなりに増えているからほんま不思議な街。
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バイクを駐車場に置いてからいつも通り裏口のドアを開けるとすぐに声が聞こえた。
「お疲れ、時間かかったな。」
なんて言われて俺は冷蔵庫から缶コーヒーを手に取って声の方に行く。一歩入れば広いフロアでは仕事をしている人が数人いて「お帰り。」や「お疲れ」なんて声をかけてくる。
「遅くなりました。」
なんて言うてからプルトップを開けて一口飲んでから開いているデスクに缶コーヒーを置いて椅子に座るとメモを数枚持って来たのは最初に声をかけてきた人でここの主。
「お疲れ。相変わらずの事を言われた？」
申し訳なさそうな表情で言われて俺は素直に頷く。
「同じこと言うのは認知症か何か？なんて言うたら怒られる？」
「冷ややかに反論してくるで。俺より若いんやし。」
「それ止めとこ。」
スマホを取り出してメモの番号をタップしてコールボタンを押す。すぐに相手が出たのが分かると決まり文句のような言葉を口にした。
「お世話になっております。Boomletです、すいません連絡遅くなり。」
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メモに渡された枚数分の連絡が済んでから主であり俺のイトコに渡す。
「5件依頼受けたから準備してくる。」
「相変わらず早い。」
「さっさと終わらせへんと帰れんやん。」
「それは確かに。」
引き出しに入れた状態で保管していた道具を手に取りフロア隣にある店の部分に行こうとした時やった。
「茂ちゃんさ。」
急に思い出したように俺が言うと目をぱちくりして見てきた。
「マンションの更新あんねん。手続してくれへん？」
「分かった。」
「すいません。」
そう返事を返してから店の扉を開けた。
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瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。動き出しました。やっと、ここからどう動いて行くのが4でもよろしくお願いいたします。 (2022年10月23日 22時) (
レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - わわわわ💦動き出しましたね。本当に楽しみです。 (2022年10月22日 10時) (レス) @page50 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - うずら様 コメントありがとうございます。ゆっくりですが楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年8月4日 14時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - kkoyanagi様 コメントありがとうございます。泣顔頂きました！ (2022年8月4日 14時) (レス) id: e0d9c8d2ca (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うずら(プロフ) - 彼はどこに？続きが楽しみです。 (2022年8月3日 17時) (レス) @page7 id: 916cc9618b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2022年7月19日 16時
