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冬の刻-27 ページ37

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皇子から託されたと言えば皇子の立場が悪くなる。









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忠義殿はそう感じて言葉に詰まると別の男が口火を切った。







「忠義殿はこの男と関係がないと言うなら自らの手で始末するのが正当かと。」





一斉に反応する。





「黙れ!」






「これは皇子の命令ですぞ。」





「庭でする事ではありません!」






振り絞って言う言葉






何が起きている?
やり取りは続いて行く。






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完全に忠義殿一人に対して無数の男たち。



「皇子様……りゅうは悪くないって。」



「お前は黙ってろ。」




「皇子様!」






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何が






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なにが……







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「ここではなくせめて六条で!」









「ここでやれ。」







何が起きている?








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「忠義殿ができないなら我がするのみ。謀反を起こそうとした男を自分で手にかける事はすばらしいとミカドに褒めてもらえるかもしれんな。」








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皇子に向けられた視線








忠義殿が床に額を付けて低い声で反応した。








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「俺が……します……」








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僕に分かるように教えてくれへん?









震える目で僕を見てくる忠義殿は僕に告げた。








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「皇子様に謀反をした男に斬罪を処する。」








それは……僕に罪を与えた瞬間やった。








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忠義殿の手で僕は……終わるんや。




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瀬奈(プロフ) - ミムラ様コメントありがとうございます。月詠記はあのまま置くのが一番と思い置かせていただきます。こちらは新たに書き足して進めていきますのでこれからも宜しくお願い致します。 (2020年6月13日 16時) (レス) id: d70537b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
ミムラ(プロフ) - よかったです。世界観、書き表し方とても好きです。何度も読み返してます。消さないでほしいです。次も楽しみにしています。 (2020年6月11日 21時) (レス) id: 39731cc6b3 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - kkoyanagi様 コメントありがとうございます。前のお話をもっともっと向き合いたくて、まずは最初から書いてます。ゆっくりあのお話に繋げていきますのでお待ちくださいね。 (2020年3月9日 20時) (レス) id: d24f83f6f0 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - 良かった、前のお話凄く気になっててどうなるんかなぁって心配でした。有り難うございますゆっくり待ちます。 (2020年3月9日 7時) (レス) id: 46c9530258 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瀬奈 | 作成日時:2020年3月3日 18時

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