溺愛度29% ページ33
・・・・・・・・・ひ〜ちゃん、貴方今完璧に喧嘩売ったね。
しかも、うちの一期にもここにいる一期にも。
ひ〜ちゃんは、そんなに一期嫌いなのかぁ・・・・・。
何か、ごめん一期。
「っ・・・・・・、どうやら貴方は話も通じないようですね」
少しばかり、引いたような視線を駆け巡らしてひ〜ちゃんを見詰めるここの一期。
そんな彼にひ〜ちゃんはキョトン、と首をかしげて言葉を放つ。
「えぇ、そうかな？僕は別に普通だと思うよ。
・・・・・・そっちの、堕ちた刀剣男士よりは」
瞬間。
一気に視界に見えるほど充満する殺気。
それが何処か久しぶりの感触だった。
いつもは一期が前に出てくれて、私を守ってくれるから視界に彼等の殺気が私の目に入ることはない。
でも、髭切は私を守るんじゃなくて一緒に戦おうよと誘ってくれる。
小さい頃からずっとそう。
一期は、私を傷つけたくないと私に必要以上に過保護になっていて。
髭切は、スパルタで笑顔で刀を持ったまま手合わせを願ってくるものだから、いつも_____________の後ろに隠れていた。
別に手合わせが嫌いな訳じゃなくて、唯一期がそれを拒んで決闘になるからそれが面白いの。
『・・・・・・まだAは八つの少女ですよ。
そんなAに刀を持たせるなど、彼女を戦闘の色に染めてしまうではないですか。
・・・・・・それをご存じで？』
『あはは、やだなぁ。僕は君の言うことなんて聞く気はないよ。
だって、君はそうしてAを甘やかして自立させないようにしてしまうんだろう？
・・・・・・そんなの、君の自己満足でしかないじゃないか』
『・・・・ねぇねぇ、ひ〜ちゃんといちごなに話してるの？』
『__________、______』
『そっかぁ。しらなくてもいいんだ』
ずっと、そんな感じ。
昔から、私は何も成長していない。
刀剣男士に比べたら、私なんか単なる木偶の坊だ。
でも、そんな私でも戦おうと誘ってくれる。
殺気を二人で一気に受けて、気の早い刀剣男士達が刀を取り出す。
その様子を受けて、髭切は唇をぺろりと舐めて私は髪を改めて纏めた。
「源氏の重宝、髭切」
「五神寿が一人、水無月改め瑠璃城A」
ひ〜ちゃん、久しぶりの共戦だね。
そう言えば、ずっと伝えたかったことがある。
「「いざ参る」」
・・・・・・私の事をずっと、支えてくれてありがとう。
それを伝えさせて。
続く (更新停止中)
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ゆりりあ - リザさん» ありがとうございます！うちの一期は過保護タイプで、髭切は甘やかしタイプなので二人の愛はどろどろだと思います。コメント、とても嬉しいです。励みになります、これからも応援宜しくお願いします。 (2018年11月23日 11時) (
レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
リザ - お久しぶりです！お話読ませてもらいました！一期と髭切が今後どのように愛を育むのか？とても気になります(？〜？)♭ (2018年10月17日 19時) (レス) id: 247d31804a (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりあ - リザさん» ありがとうございます。一期と髭切は私の推しですので楽しく書かせていただいてます！これから五神寿達も__________も出てきますので楽しみにされていてほしいです。 (2018年9月17日 20時) (レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 初めまして、リザと申し上げます。小説読ませていただきました！刀剣の愛と審神者がすごく良かったです！続き楽しみにしてます！ (2018年9月17日 8時) (レス) id: 247d31804a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりりあ | 作成日時：2018年8月10日 9時
