空気公爵令嬢は紫の皇子に捕まった【すとpr】【紫】

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ミコトside


そう…お姉様がそうやるのなら私もやろう

『私が悪役令嬢になっても良いですわよ』

まぁ無理だと思うけど…

ななもり「悪役令嬢…?」

『簡単に言えばみんなに嫌われる令嬢です』

ななもり「許しません。ミコト様は俺が全力で守ります!!」

決意ある言葉…私はその真っ直ぐな瞳から目が離せなくなってしまった

『……………』

ななもり「??ミコト様?」

『はっ…、好き。』

ヤバい、にやけてしまう。

ななもり「……え?い、今なんて…??」

え??もしかして私めっちゃ恥ずかしいこと言った?
チラッところん様たちがいる方向を見た

めちゃくちゃニヤニヤしてたから、恥ずかしいことを無意識に言ってしまったんだろう。

『え…好き?え…えっ!?!?』

さとみ「なーくんおめでと〜!!」

ころん「良かったね!!」

莉犬「聖女様と幸せになってね!!」

るぅと「なーくんおめでとうございます!!」

ジェル「今日は婚約おめでとうパーティしないとな!!」

莉犬「賛成賛成!!」

るぅと「こんなにめでたいことはありませんからね!!」

みんなわいわいしてる

ななもり「え、え、本当に?」

泣くのを耐えるななもり様
好きの気持ちは嘘ではない
だから私は思いっきり頷いた

『はいっ!!』

するとフワッと抱きしめてくれた

ななもり「愛してる」

ボソッと言ってくれた

『私も愛してます』

同じぐらいの声量で言い返した

ーーー

ななもり「お父様とお母様に報告しなくちゃね」

『えっ』

遠目で何時も見てた

ななもり「緊張する?」

『そ、そりゃあ…。縁のない人達だと思ってましたから…』

「ななもり〜」

すると遠くからななもり様のお母様がやってきた
私は思わずななもり様の後ろに隠れてしまった

ななもりside

ななもり「母上、どうしましたか?」

「流石にもう見つけましたわよね?」

見つけたって何を…それは聖女様と婚約者
母上に会う度にその話しかされない

ななもり「はい」

「どの子?」

俺は後ろにいるミコト様を優しく引っ張った

『え、え、えっと…。』

「ふーん…名前は?」

『ミコト・リカルド・スカーレットです』

「あぁ、あのリカルド家ね。」

リカルド家は本当に有名だから
ミコト様は強力の光の魔法の持ち主であり、婚約者だから結婚も許されるはずだ。

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