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海磨side

少し机から離れただけだったのに

海磨「は?」

机の上にな組のサインと手紙があった

海磨「なんだと…」

手紙の内容はこうだ

ーーー

ひっさしぶり〜♪海磨くん!!日本語書くの久しぶりだな〜 俺は海磨くんに殺されて以降ずっと恨みを持ってたよ。そして俺は吸血鬼に生まれ変わった…

ここからが本題だ

海磨くんの娘を俺らの嫁として貰った
てか攫ったのが正解かなぁー
だからもう会社には行かせないよ
君の元にも返す気は無い。

歌う吸血鬼 リーダー ななもり。

ーーー

海磨「くっ…!!」

僕には誰にも言えない事情があった
その理由は人を殺したこと
ついムキになって親友を殺した
最後に思い浮かぶのはアイツが憎しみを持った目で僕を見たこと…

海磨「だからと言って…!!僕の愛娘を攫うなんて!!」

とても許せなかった

海磨「……………また、殺す……しか…ない…。」

親友だったアイツを、ななもりを…。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜♪〜♪

海磨「歌…声…?」

僕の部屋は屋上から近かった

海磨「行くか」

こんな夜中に歌声が聞こえるなんておかしい

カツカツ(←靴の音)

海磨「………ここか…」

ガチャと屋上へ続くドアを開けた
そこにいたのは…

海磨「美琴!!」

愛娘と、歌う吸血鬼6人組がいた。
真ん中にはアイツが…

『?だぁれ?』

海磨「は…」

僕のこと…覚えてないのか!?

ななもり「くすっ…面白い顔してるねぇ…」

海磨「ななもりぃぃぃぃぃ!!」

コイツの顔を見るとイライラしてきた

ななもり「あはははは!!この子はもう俺らのモノだよ?あんたの顔なんて一切覚えてないよ?」

コイツは豪快に笑った
僕の顔を見て楽しんでるようだった

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作者名:宮野志保 | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2020年7月10日 1時

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