歌う吸血鬼。【すと//】【オチ未定】 (ページ11)

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美琴side

「るぅと?」

ん?この可愛い女の子は誰だろう?
るぅと、って言ってた気がするけど。

るぅと「っ…」

さっと私の横に隠れてしまった

『??るぅとくん?』

莉犬「どうしたの?」

「るぅとだよね?生きてたの?ねぇ、なんで私のとこに帰って来てくれないの?」

んん?どうゆうこと?
てか“生きてたの?”とは?

さとみ「美琴ー、中古品なら来年まで待てば出てくるって。は?誰この女」

ころん「え。美琴の知り合い?」

中古品はいらないんだよー

『ううん、違うよ。』

「ねぇ、るぅとってば!!」

みんなるぅとくんの方に視線が向いた

るぅと「近寄るな、この人殺し。」

るぅとくんはこの人を睨みつけた
てか人殺し多くない?みんな殺されて吸血鬼になったの?

「っ…」

るぅと「お前だけは絶対に許さないからな」

「あ、謝りたくてっ!!」

るぅと「あれから何年経ってると思ってるんですか?もういいです。みなさん、他に用がなければ帰りませんか?」

るぅとくんはこの場からさっさと離れたいようだった

莉犬「なーくんに何か買ってこ?」

ころん「賛成!」

さとみ「ジェル達にもなんか買ってくか」

みんなそのことに関しては賛成らしい

『…………ん?それって私が払うことになるんだよね?』

みんな確か人間界のお金持ってなかったような?

るぅと「早く行きましょう!」ﾆｺｯ

うっ…めちゃくちゃ可愛い

ころん「ほらぁ、るぅとくんも言ってるよ?」

ギュッところんくんは私の手を握った

『うぅー…分かったよぉ…』

みんな可愛すぎて負けました

さとみ「なーくん、本が欲しいって言ってた気がする。」

『なら本屋さん行こっか』

ななもりくんの部屋は本に囲まれている
多分人間になったときに買ってるんだろう

私達は本屋に向かうため、ゲオと女の子なら離れた。

ーーー

るぅと「あ、あのぉ…」

クイクイと私の服を引っ張っていた

『?どうしたの?』

るぅとくんが持ってたのは音楽専門の本だった

るぅと「えっとー…その…」

物欲しそうにその本を見ていた

『もしかしてその本が欲しい?』

るぅと「はい」

分厚い本読む気になれんのかな…
私は絶対に途中で辞めちゃうけど…

『良いよ、その本大切にしてね?』

私は吸血鬼の世界に住んでるし、お金使わなかったらただの紙切れになってしまう。

るぅと「良いんですか!?」

『OK』

そう言えばるぅとくんは嬉しそうな顔をしていた