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ゾロside
買出しに出たのはいいものの、いつもより華やかな格好をしているAを変な目で見てくる奴らが気になった。
Aはもともと綺麗だし、今日のような格好をしていなくても、変な目で見てくる輩は一定数いた。
しかし、今日の数は異常だ。
おれがAを変な目で見てくる輩にがんを飛ばしていたら、いきなり誰かに服の裾を掴まれる。
掴んでいたのはAだった。
キュッとおれの服の裾を掴むその手が愛おしかった。
そしてAは酒場に行こうと提案した。
好きな女の提案を断る理由などなく、おれとAは酒場に入った。
酒場にて、Aは今日のおれがどこか浮ついていたので、どうして浮ついていたのか聞いてきた。
それは間違いなく、おれがAを変な目で見ている輩にがん飛ばしていたからだ。
それを言えるわけもなく、おれはとりあえず謝った。
Aもそれで納得するわけもなく、理由を求めてきた。
…仕方がないので、本当のことを言った。
「お前がそんな恰好してくるからだよ」と。
するとAはまた自分の服装が変だったのかと聞く。
おれもまた似合っている、と伝えた。
するとAはまた嬉しそうな顔をした。
そのAの顔を見て、おれは思った。
これはAもおれに気があることを期待していいのではないか、と。
おれは一か八か聞いてみることにした。
「なんで酒場に誘った?」

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海軍 - 私用で忙しいみたいなのでリクエストはキャンセルしますね😌 (4月22日 19時) (レス) id: b50fc2d394 (このIDを非表示/違反報告)
海軍 - 良い小説です。完結おめでとう御座います💐もしご迷惑でなければリクエストしていいですか? (4月5日 6時) (レス) @page42 id: b50fc2d394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山梨 | 作成日時:2025年1月23日 17時