薬は緩やかな猛毒 【逆先夏目】／リクエスト ページ22
「Aチャン、これを飲んでみてくれないかナ？」
空が真っ黒になった夜、教室にいた私は、突然夏目君に声をかけられた。
「それ、なに？」
フラスコの中に入っている液体は、紫色だった。ブドウジュースとも毒ともいえる色だ。
怪しい色なので少し警戒して聞いてみる。今までもおかしな色をした液体を持ってきたことは何回かあるけれど、よく眠れる薬とか、疲労回復の薬だったから大丈夫だろうけど。
「疲労回復の薬だヨ♪この前のやつよりモ効果が強い、ネ。…最近のAチャン、お疲れみたいだシ」
だから作ったんだヨ、そう言われたらいらないとは返せない。
ありがとう、そう言って受けとり飲んでみる。表現しにくい味だった。
飲み干して、空になったフラスコを返そうとすると、フラスコを握っていた手が力を失い、フラスコが床に落ちて、音をたてて割れる。
「あ、れ？」
フラスコが割れたのと同時に、ぐわんと視界が歪む。それに続いて、体から力が失われ、前に倒れそうになる。
「おっト」
前にいた夏目君に受け止められ、顔面から床にぶつかることはなかった。
─おかしい。これは、
「疲労回復の薬なんかじゃ、ないよね？」
更に続いて襲ってきた眠気に抵抗しながら、夏目君を睨み付ける。
そんな私に、夏目君は笑った。
「サァ、なんだろうネ？」
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藍刻 零紗(プロフ) - 五奇人P &夏目くんPさん» リクエストありがとうございました！かなり遅くなってしまいましたが夏目君、追加いたしました！ちょっと分かりにくい話で申し訳ないです。少しでも良いと思っていただけたら幸いです！ (2017年11月5日 22時) (
レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - 五奇人P &夏目くんPさん» 了解いたしました！リクエストありがとうございます。ただ、他の作品のリクエストがまだ消化出来てないので少々遅くなると思います。申し訳ないです。 (2017年10月15日 10時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
五奇人P &夏目くんP - リクエストで夏目くんおねがいします (2017年10月15日 10時) (レス) id: 519f9ef82c (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - 申し訳ありません、忘れておりました。御指摘ありがとうございます。おそらく外せたかと…。以後気をつけます。 (2017年6月11日 17時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
闇落ち寸前審神者(プロフ) - あんスタを使って小説を書く場合は、オリジナル作品ではなく二次創作なのでオリジナルフラグを外してください。 (2017年6月11日 15時) (レス) id: d5d3da1a1c (このIDを非表示/違反報告)
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