第２４話 〜人形師との再会〜 ページ28
軽音部の部室を出たあと、私と晃牙は走った。あの堅物眼鏡がいたら、怒られているかな？
晃牙と別れ、自分の教室に着いた瞬間、予鈴のチャイムがなる。ギリギリ間に合った。急いで席に着く。
五、六時間目も授業においてかれる事なく、無事に終了。勉強って簡単だよね。まぁ、昔千秋にそう言ったら頭がおかしい、って全力で否定された。
「「「Aっ！」」」
出た。３―Ａトリオ。泉、千秋、薫。
「「「ユニット練習、見に来てくれない？」」」
三人がそう言うと、
「Aちん、俺のユニットをみにこなゃいか？」
なずなが加わる。紅朗と渉が加わらないのは、私に気をつかってくれているんだろう。
誘いは嬉しいけど…
「今日は行きたいとこがあるから、ごめんね」
そう言って断る。四人はすぐに納得してくれたようだった。
「それは宗のところですか？」
突然渉が話に入ってくる。
「そう。多分手芸部の部室にいると思うし」
私が返すと、渉はうなずいた。
「えぇ、手芸部の部室に居ますよ。…早く、行ってあげてください」
「ん、すぐに行ってくる」
私はカバンを持って、教室を出た。
迷うことなく、手芸部の部室に来れた。
─コン、コン
ドアをノックする。
「宗、いる？…入るね」
ドアを開けて入る。宗はすぐに分かった。
あぁ、みかもいるのか。
「な、なぁっ！A姉！？やっぱり来てたんかっ」
みかが物凄く驚いている。やっぱりって。スバル達が広めたのかな？
「…お師さん、俺、お茶入れてくるなぁ」
みかは何かを察して、お茶を入れにパタパタと走って行く。
「久しぶり、宗」
駄目だ、緊張するなぁ。
「A」
宗は近づいて来る。
そして、私を抱き締める。珍しいな、こんな宗は。
「お帰り、待っていたのだよ。……ずっと」
「…ありがとう」
私は知らない。
この時、宗が涙を流していた事を。
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藍刻 零紗(プロフ) - りあゆきさん» 了解いたしました！ちょっとずつ直していきますね。指摘ありがとうございます！ (2017年8月22日 22時) (
レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
りあゆき(プロフ) - 深海くんの口調を、できればひらがなにしてほしいです。あ、初コメ失礼しました (2017年8月22日 20時) (レス) id: 1a940d4794 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます！コメント、めっちゃ嬉しいです(*^O^*)更新頑張ります！ (2017年7月2日 19時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - テ*トお疲れ様でした！絵上手過ぎですか…°‐°無理のないように、更新頑張ってください！ (2017年7月2日 18時) (レス) id: f8ef116a38 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます！そう言ってもらえるのは作者としてとっても嬉しいです(*≧∀≦*)これからも頑張るので、よろしくお願いします！ (2017年6月19日 16時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
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