第２２話 〜一年生の輝き〜 ページ26
私と零と晃牙。昼休みの軽音部の部室はほのぼのとした雰囲気だった。
再会は、本当に嬉しい。
まぁ、零の口調がおじいちゃんっぽいのは驚いた。
晃牙の成長は普通に嬉しい。
スバル達といい、晃牙といい、二年は凄いのが揃っているね。
早く、一年も見てみたいな。…近くで。
「失礼しまーす！」
「声が大きいよ、アニキ。」
ほのぼのとした中に二人、入って来る。
知らない顔ってことは一年かな？
瓜二つ、見分けがつかない。間違いなく双子だろう。
私が二人を凝視していると、二人は私に気づいた。
「わっ。あんずさん以外の女の人？って朔間先輩と大神先輩もいる」
双子の内の一人が驚きながら言った。晃牙を先輩って言ってるし、ネクタイの色が赤色。やっぱり一年生だね。
「アニキ、さっき食堂にいた人じゃない？…朔間先輩、大神先輩、知り合いですか？」
さっき喋ったほうじゃないほうが零と晃牙に聞く。
というか食堂にいたのか。
「うむ。知り合い、というか我輩の仲間じゃよ。」
「先輩だよ。めっちゃすげぇ人だ。」
零と晃牙がそれぞれ答える。
自己紹介ぐらいするべきだよね。やっぱり。
「私は表裏A。三年、プロデュース科所属。…一応、プロデュース科の、第一号だった、のかな？元はアイドルもやってたよ。よろしくね。」
多分あんずちゃんが第一号ってことになっているんだよね？
双子は目をきらきらとさせて私を見ていた。
「へーっ、あ、俺は葵ひなた。一年。こっちにいるゆうた君と『２wink』っていうユニットを組んでるよ‼よろしくね、A先輩。」
葵ひなた君、ね。よし、覚えた。と、ゆうた君？
「アニキが言った通り…俺が葵ゆうたです。俺とアニキを見分けるには、ヘッドフォンの色を見るといいですよ。アニキがピンクで俺が水色なので。…えっと、よろしくお願いします、A先輩。」
ゆうた君ね。気づかいの出来る子だな〜。わざわざ見分け方を教えてくれるなんて。助かったよ。
ひなた君がお兄ちゃん、ゆうた君が弟ね。
「ユニットは二人で組んでるの？」
「うん、そうだよ。『２wink』は、俺達のシンクロした動きが魅力の一つなんだよ。」
私の質問にひなた君が答えてくれた。
薄々気付いてたけど、二人の輝きは凄いな。
「いつでもいいから、俺達もプロデュースしてね‼」
二人は動きをシンクロさせて言った。
もちろん。私も見てみたいから。
一年の輝きを。
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藍刻 零紗(プロフ) - りあゆきさん» 了解いたしました！ちょっとずつ直していきますね。指摘ありがとうございます！ (2017年8月22日 22時) (
レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
りあゆき(プロフ) - 深海くんの口調を、できればひらがなにしてほしいです。あ、初コメ失礼しました (2017年8月22日 20時) (レス) id: 1a940d4794 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます！コメント、めっちゃ嬉しいです(*^O^*)更新頑張ります！ (2017年7月2日 19時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - テ*トお疲れ様でした！絵上手過ぎですか…°‐°無理のないように、更新頑張ってください！ (2017年7月2日 18時) (レス) id: f8ef116a38 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます！そう言ってもらえるのは作者としてとっても嬉しいです(*≧∀≦*)これからも頑張るので、よろしくお願いします！ (2017年6月19日 16時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
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