第２０話 〜吸血鬼との再会〜 ページ23
私は、軽音部の部室に向かっている。
私の記憶が正しければ、そこにある角を右に曲がればあるはず。
「あった…」
私の記憶は正しかったようだ。良かった。迷子にならなくて。
「……失礼します」
ドアを開けて、中に入る。ギターやらなんやらが置いてあった。
楽器がたくさんある中で、一つ、異様に目立つ物がある。それは、
人一人なら、ぜんぜん入る大きさの、
棺桶だった。
私はその棺桶に近づく。
そしてノックをするように、コン、コンと叩いた。
まだ昼間だけど、起きてもらおうか。五奇人が一人の彼に。
「零、起きて」
棺桶はすぐに開いた。零は重そうに起き上がり、
「誰じゃ、日々樹君かの？」
おじいちゃんっぽく言い、目をあける。紅い瞳が、私を映す。
「A、なのか？」
…しゃべり方、どっちかにしなよ。
「うん、久しぶりだね、零」
私がそう言って笑いかけると、零は物凄い速さで棺桶を出て、私を抱き締めた。
紅い瞳から、少し涙を流して。
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藍刻 零紗(プロフ) - りあゆきさん» 了解いたしました！ちょっとずつ直していきますね。指摘ありがとうございます！ (2017年8月22日 22時) (
レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
りあゆき(プロフ) - 深海くんの口調を、できればひらがなにしてほしいです。あ、初コメ失礼しました (2017年8月22日 20時) (レス) id: 1a940d4794 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます！コメント、めっちゃ嬉しいです(*^O^*)更新頑張ります！ (2017年7月2日 19時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - テ*トお疲れ様でした！絵上手過ぎですか…°‐°無理のないように、更新頑張ってください！ (2017年7月2日 18時) (レス) id: f8ef116a38 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます！そう言ってもらえるのは作者としてとっても嬉しいです(*≧∀≦*)これからも頑張るので、よろしくお願いします！ (2017年6月19日 16時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
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