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さんじゅうはち。 朔間凛月side ページ41

「これは、凛月君にだけ教えるね。


あの日、屋上で零先輩と話したとき、私は嘘をついたの。いつ死ぬかわからない、そう言ったけど本当はなんとなく分かってた。もう長くないってことくらいはね。


正確な日までは分からなかったからいつ死ぬかわからないって言ったんだけど…。


“来年を迎えることは出来ない”


これだけは確かだった。お医者さんに言われたわけじゃなくて、自分のからだのことは自分が一番分かる、ってやつかな。だから先生に手紙を預けたの。


まぁ凛月君がこの手紙を読んでいるのなら私は死んじゃってるわけだけど…。


ごめんね、本当にごめん。夜を楽しいものにしてくれたのに、お礼をちゃんと言えてなくて。


本当にありがとう。


凛月君のおかげで、皆のおかげで私はとっても幸せだったよ!


叶うことなら、もっと一緒にいたかった。皆の活躍を近くで見ていたかった。


これからは、空から皆の活躍を見てるからね!


たくさんのモノをありがとう!


大好きだよ、凛月君。


Aより」


十一枚目の手紙には、Aの秘密が書かれていた。









「先生に用事があるって、この手紙のことだったんだ…」

俺は小さく呟いた。


あのとき、すでにAは自分の死を悟っていたんだ。

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マヒル - とても感動しました。これからも頑張って下さい。 (2018年8月19日 19時) (レス) id: b3f1e97e99 (このIDを非表示/違反報告)
脳内パラレルワールド(プロフ) - 過去なのか、続きなのか、気になるとこできれてて、続きが気になる! (2018年1月20日 1時) (レス) id: 51b674cbb9 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - オスカーさん» ありがとうございます!そう思っていただけるなんて、すごく嬉しいです(*´∀`)やたらと掛け持ちしているせいで更新がかなり遅くなっていて申し訳ないです。改めて決意しました。更新頑張ります! (2017年11月11日 17時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
オスカー - 悲しいですが、読んでいて時間が忘れるくらい素晴らしい作品だと思いました!私も、夢主ちゃんが来世で皆とまた会うような話みたいです!更新頑張ってください!応援しています(*- -)(*_ _)ペコリ (2017年11月11日 17時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - あーりすさん» ありがとうございます!そう言ってもらえるの、とても嬉しいです(*´∀`)番外編、いいかもしれませんね…。作るかも分からないですし、作っても望む話に出来るかはわかりませんが掛け持ちしてる作品とかが落ち着いたら少し考えてみます。本当にありがとうございます! (2017年10月4日 19時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍刻 零紗 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2017年8月21日 19時

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