おそろい＊葵ゆうた 【水。様リクエスト】 ページ35
久々の休み。夢ノ咲から近い駅で、私は人を待っていた。
待ち合わせの時間より２０分早い。プロデューサー生活が長いせいか、こうなってしまった。これでも遅く来た方なのだ。一応は。
周りを見てみればカップルだらけだった。多分、近くにある大型のショッピングモールが目当てだろう。…とか思っている私の目当てもそこなのだが。
「Aさん、すいません、アニキに絡まれてて…。お待たせしました！」
急いで来てくれた彼は息切れしている。
「早かったね…。息が整ったらいこうか、ゆうた君」
久々の休み。久々の年下彼氏との、デートだ。
＊ ＊ ＊
「やっぱり人がいっぱいですね〜」
大型ショッピングモールは休日だからか人が多かった。人混みに流されそうなところを、手を繋いでなんとか進む。
「あっ、ありましたよ、Aさんが言ってた店！」
そう言って人を避けながら手を引っ張っていってくれる。少し遠かったはずの店にすぐについた。
私が来たかった雑貨屋。女の子向けで可愛いものが多い。忙しくてなかなか来れなかったから、テンションが上がる。カゴを持とうとしたら俺が持ちますよ、とゆうた君が持ってくれた。
ありがとうとお礼を言って店内をまわる。シャーペンやノートをカゴの中に入れていく。
欲しかったものを一通りカゴの中に入れてから、今度はキーホルダーがたくさんあるところに向かった。
カバンにつけていたキーホルダーが行方不明になったから代わりが欲しかったことを思い出したから。
「あ、これかわいい！」
手に取ったのは水色の首輪をつけた白猫のキーホルダー。周りにも同じような白猫のキーホルダーがある。首輪の色が異なっている。
それを見て良いことを思いついた。
黄緑色の首輪をつけた白猫のキーホルダーを手に取り、
「ねぇ、ゆうた君。これ、カバンにつけて“おそろい”にしない？」
とゆうた君に言った。男の子に猫のキーホルダーはどうなんだろう、とも思ったけれど…。
「いいですね、それ！アニキに自慢したいです」
私の不安をよそにゆうた君は乗り気だった。
「実は、ずっとおそろいっていいな、って思ってたんですよね。カップルっぽくないですか？」
顔を赤くしてゆうた君が呟いた。そんな彼がかわいくて、思わず抱きしめそうになるを、私は必死にこらえたのだった。
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リクエストありがとうございました！
【作者より】完結！です。→←【作者より】お知らせ、相談っぽいもの。
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水｡(プロフ) - リクエストありがとうございました！ゆうたくんが可愛くて発狂しました!!← 本当にありがとうございます(*^^*) (2018年3月10日 20時) (
レス) id: 175adf3f0e (このIDを非表示/違反報告)
ハナココ - ありがとうございます！とても嬉しいです♪キュンってなりました！ホントにありがとうございました！ (2018年3月3日 0時) (レス) id: 28badfe39b (このIDを非表示/違反報告)
サクサクプリンsakuya(プロフ) - 藍刻 零紗さん» すみませんでした！ちゃんと読んでなくて・・・リクエストは無しでいいです！すみません (2018年2月28日 22時) (レス) id: 414fad58e0 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - サクサクプリンsakuyaさん» 申し訳ありません。今はリクエストを停止しております…。(詳細は【作者より】お知らせと相談っぽいもの。のところに書いてあります) (2018年2月28日 15時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
サクサクプリンsakuya(プロフ) - リクエストでみかちゃんお願いします！シチュエーションはおまかせします！ (2018年2月28日 5時) (レス) id: 414fad58e0 (このIDを非表示/違反報告)
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