朔間零と一つの選択肢�� ページ8
言われるがままに私は軽音部の部室を出て、距離をとるために走った。もう空は暗く、零が十分に活動できる時間。
逃げておきながらあれだけど、ひなたとゆうたが心配だ。あの零は確かに異常。
「A、“俺”はお前が他のやつと楽しそうに話すのは見たくねぇ。ある程度なら我慢するが、いきすぎたら…分かるよなぁ？」
そう言った時よりも鋭く、冷たい目。…まさか、ひなたが私に抱きついたから、怒ったのだろうか？それだけで、殴ったの？
パニック状態に陥っている頭で必死に考えるも、答えが分からない。分かったとすればひなたとゆうたが危険な目に遭っているということ。
「やっぱり、止めなきゃ」
戻ろうと歩き出すと、足音がする。足音の正体は、零だった。近づこうとして、あることに気づく。
「零、それ、なに…？」
制服が赤く染まっていた。それに、両手にはこちらも赤く染まったナイフが握られている。
零はナイフを口元にやり、舌を出して舐める。血が苦手なはずなのだけれど、表情は狂喜に満ちていた。
「なにって、ナイフだろ。…あぁ、お前に抱きついた“ひなた”はもういないぞ。もちろん、“ゆうた”もな。おとなしくこっちへ来い」
ナイフを片方地面に捨て、空いた手をこちらに向けた。
「やだ、あっちいって、来ないで！！」
後ずさるも一歩ずつ近づいてくる。逃げなければいけない、私は振り返ることなく走り出した。
逃げている途中、赤く染まり動かない皆がそこらに転がっていた。
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☆アスカ☆(プロフ) - おはようございますﾍ(｀･ω･)ﾉリクエストします。レオ君で共依存でお願いします (2020年3月16日 10時) (
レス) id: bf7dd3bfe3 (このIDを非表示/違反報告)
姉系チート2号（データ消えちまった成）(プロフ) - 朔間零の共依存型、お願いします (2020年1月23日 7時) (レス) id: 41a0229c91 (このIDを非表示/違反報告)
さあ - レオ君お願いします！ (2020年1月23日 3時) (レス) id: 15658d0c6e (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - 姉系チート2号（データ消えちまった成）さん» 更新がいつになるかは分かりませんが、受け付けています。 (2020年1月22日 20時) (レス) id: 96aa3c2f73 (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - リクエストができるのなら渉でお願いします (2020年1月22日 20時) (レス) id: 569f9ab0cc (このIDを非表示/違反報告)
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