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第4次試験はプレートの奪い合いを行うらしい。カードを引くと、私のターゲットは371番。
私は第3次試験で2位だったため、後からゴールした人の番号を覚えている。
ターゲットの方を見ると案の定プレートを隠していた。
だが、もう遅い。あなたはもう……。
「Aのターゲットは誰だったんだよ？」
「キルアには関係ない」
「なんでそんなこと言うんだよ。まさかお前のターゲットって……」
船に乗ると、キルアが隣に座り聞いてきた。私は彼を一瞥すると海の方に目をやる。
「キルアじゃないよ」
「ふぅ〜よかった！ ホッとしたぜ」
「仮にキルアだったとしても私は……遠慮せず狩ってたよ」
「恐ろしいこと言うなよ。お前なんか変じゃね？」
私はキルアの言葉を無視し、眠りについた。
呆れたキルアはゴンの方へ行くのだった。
試験会場に着くと、私は二番目だったので、全員が必ず通る場所に身を潜めた。
今日で終わりにしよう。あとはのんびり過ごそう。
そう思った。
371番の人が降りてくると、私はこっそり後をつけた。男はさっぱり気づかない。
小物だな。
そんなことを思う。
「371番の人！」
私が声をかけると、その男は武器を構えてこちらを振り向いた。
「プレートくれませんか？」
「抜かせ！ 渡すわけねぇだろ！ ガキが調子乗ってんじゃねえぞ」
「はぁ」
私はサイレントルームを発動し、ティアップソートで男をしとめた。
生憎と殺しに恐れなどもうない。
さっさと合格条件に達した私は、残りの日数をどこで過ごそうかと考えながら歩いていた。
「おいA」
声をかけられ振り向くと、そこにはキルアがいた。
「ターゲットを探してるところか？」
「さっき終わった」
「はぁ!? どんなスピードだよ」
淡々と答えると、キルアは仰天した。
キルアはくじを引くのも、島に入るのもほとんど最後だった。だからまだターゲットが誰かも分かっていないのだろう。
「ターゲットが誰かわかってたからね。島に入ったのも早かったし」
「はぁ……。暇なら俺と一緒にいろよ」
「いいの!? やったー！」。いつもなら真っ先にそう叫ぶところだ。しかし全くそんな気持ちが湧いてこない。
「めんどくさい。寝る」
キルアの横を通り過ぎようとすると、彼は怪訝そうな顔をした。
「お前やっぱ変だろ」
「いつも通りだよ」
私は、腕を掴んで引き止めるキルアの手を振り払い、歩き出した。
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ゆー(プロフ) - めためた面白かったです。いやでも、ホントキルア尊くて〇ねるっすわ(( (2022年9月20日 19時) (
レス) @page47 id: eccc105014 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - 死神鎌少女さん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございます!! 完結最近なんですよね(笑)めっちゃ時間かかりました😂 (2022年4月2日 8時) (レス) @page47 id: af4838d834 (このIDを非表示/違反報告)
死神鎌少女 - 完結おめでとうございます。とっても面白かったです！というか、完結したのつい最近すぎて嬉しかった(？) (2022年3月30日 17時) (レス) @page47 id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - メロさん» 一気読みありがとうございます！！嬉しいです……。そうなんですよ、完結までめっちゃ時間かかってしまいました笑 (2022年2月17日 21時) (レス) id: af4838d834 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 今日初めて見ましたが、一日で全て読んでしまいました…しかも完結したのがつい最近だと知り、とてもびっくりしてます！とっても面白かったです！素敵な作品をありがとうございました！！ (2022年2月16日 23時) (レス) @page47 id: 90cba439c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みくる
| 作成日時：2019年3月30日 18時
