爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話 (ページ22)

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USJ ページ22

『ぅ…ぁ、れ』

｢大丈夫？Aちゃん｣

『つ…ゆ…ちゃ』

気がつけば梅雨ちゃんに、抱えられ広場から少し離れたところにいた

｢大丈夫かよ！ボロボロじゃねぇか！｣

『あいつら…先生！』

ひどい怪我

『ぶどうくん、相澤先生そこに寝かせて』

｢な、なにすんだよ…｣

『早く！』

横にならせゆっくりと傷に手を当てる

『…イメージ…リカバリーガール…"治癒"』

暖かな光が包み込みその場にいたものの傷が治っていった

｢凄いわ｣

『応急手当だけ…だから…オールマイトは？』

｢わかんねぇ…緑谷は行っちまうし…けどオールマイトは負けねぇからな！！｣

『…相澤先生をお願い』

｢おい！どこ行くんだよ！｣

ぶどう君の声を背にしながら広場に走った

痛い

けど

もう失いたくないからっ

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『はぁ…、は…ゲホッあれ…は』

脳無の腕が再生してる…？

走っていく方向

勝己

『くそ！！』

手を伸ばす

伸ばす

『イメージエンチェント…"チェンジ"＆"硬化"』

ドガンッ！！！

ブォッ

大きな風が吹くと木々が風圧によりたおさらて言った

｢かっちゃん！｣

しかし殴られたはずの爆豪は緑谷の後ろにいた

｢かっちゃん！？避けたの！？すごい！｣

｢ちげぇよ黙れカス｣

何も…見えなかった

｢まさかオールマイトが…｣

しかしオールマイトはそこに居た

じゃあ、誰が

｢轟少女！｣

｢…は？｣

吹き飛ばされた方を見ると自分と同じ髪色の小せぇやつがまえた

悪寒が走ったのが分かった

慌ててあの氷野郎とくそ髪が向かうのが見えた

おれはまた、足が動かなかった

『げほ…ごほ』

｢A！無茶してんじゃねぇ！｣

『大…丈夫、切島の。硬化つかった…』

｢血だらけじゃねぇか！！｣

『あいつら…ころさ…ないと…』

｢はは、Aもそこの地味目くんも殴りかかってきやがって他がために振るう暴力は美談になるんだ。そうだろヒーロー？｣

『だまれ！お前だって…お前だって

殺したじゃないか』

｢A…｣

『げほ！っぅ！！』

｢しっかりしろA！！｣

硬化でも…折れてるなこれ

｢何が平和の象徴！！所詮抑圧のための暴力装置だお前！暴力は暴力しか産まないのだとお前を殺すことで世に知らしめるのさ！！｣

｢めちゃくちゃだな。そういう思想犯の目は非部下にもゆるもの
自分が楽しみたいだけだろ｣

｢バレるの早…｣