検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:215,546 hit

第100話 恐怖 ページ5

吹雪「Aさんは、もうアジトがどこか目星がついてたりするの?」


坂本「いや、この遊園地のどこか。という所留まりだな。
怪しい目撃情報も何もない…本当にアジトがあるのかすら怪しいよ」


吹雪「まぁ、遊園地だもんね」



吹雪もAも、アジトの情報は半信半疑らしく

この賑やかな遊園地を見渡し、苦笑いを浮かべた



吹雪「あ、あそこなんてどうかな?怪しくない?」


坂本「…!」



吹雪が指さした場所を見て、明らかに顔色を変えたA


だが確かにそこは、もしアジトが地下にあるとすれば

入口を隠すにふさわしい場所だろう



中は暗いため視界が悪く、近寄りがたい雰囲気のそこは


“お化け屋敷”


入口に掲げられた看板には“大阪一の恐怖!!”という謳い文句

更には少し離れていても聞こえる、中からの悲鳴。


“本当に行くのか…?”というような目で吹雪を見上げれば

彼はニコリと笑い、手を繋いだままAをリードするように足を進めた



平日だからか、さほど並んでいない列に並び順番を待つ二人

もちろんその間も手は繋いだままだったが


列が進んでいくにつれ、吹雪はAの手の力が強くなっていく事に気付いていた。

その上いつもなら想像はできないほど、そわそわと落ち着きがない



吹雪「Aさん、お化け屋敷苦手なの?」



苦手だと答えたところで、ここの探索をやめる気はないが

吹雪は気になりAに尋ねる



坂本「…少し、な」


吹雪「そうなんだ。なら僕の手じゃなくて、腕に抱き付いててもいいよ」



提案、というよりはむしろそうして欲しそうな吹雪に

Aはジト目で、全く怖がっている様子のない彼の顔を見上げる

第101話 予想外→←第99話 遊園地



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (94 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
224人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アメミヤ♪(プロフ) - キキさん» 2月のキキさんへ。返信遅くなってすみません!私で答えられそうな事でしたらお答えします! (2021年10月30日 17時) (レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - アメミヤ♪さん» イナズマイレブンに関して聞いていいですか? (2021年2月19日 6時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 夢主ちゃんが連れてかれたら、士郎の精神状態が大変なことになりそうだなと思った今日この頃← 夢主ちゃんみたいに頭の回転が早くて(良くて)ボーカーフェイスが上手くて、推理力あって、愛されている子になりたかった…←絶対無理笑笑 (2019年10月27日 22時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - オチの候補に基山ヒロトも入れたら、面白そうですねー(^ ^) (2019年10月22日 19時) (レス) id: 29705eefd3 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - あーやべー士郎可愛ええ←もうこれしか言ってない(汗 なんて言うんですか?あのー女子より女子過ぎてほんと可愛い! (2019年10月21日 22時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アメミヤ♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/  
作成日時:2019年10月8日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。