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第131話 ボール ページ36

豪炎寺を加え、さっそく練習をする中で

Aは鬼瓦と話をしているらしく、吹雪は1人柵にもたれ掛り空を見上げていた


そこに転がってくる、サッカーボール



吹雪「豪炎寺くん…」



そのボールを追い、吹雪の前に立ったのは豪炎寺だ



豪炎寺「ボールが怖くなったか?」


吹雪「!…っ」


豪炎寺「怖くて当然だ…俺も怖い」


吹雪「!?」


豪炎寺「怖さを抱えて蹴る。それだけだ」


吹雪「怖さを抱えて…蹴る……」



差し出されたサッカーボールを、そっと受け取る

とそこへ、円堂が立向居の相手をしてやってくれと声をかける



豪炎寺「分かった!俺も円堂が認めたキーパーの力、見てみたい」


円堂「吹雪!お前もだ!」


吹雪「!…うん」



弱々しくも、ニコリと笑った吹雪は

ボールを持ったまま豪炎寺の後について行く



鬼瓦「頼んでいた件だが…」


坂本「できてますよ。夕香ちゃんが移動した病院の関係者を洗いましたが、怪しい人物はいません。
一応データをまとめたので、送っておきます」


鬼瓦「助かる」


坂本「ですがもし、今後新人が入ってくるとなれば十分警戒した方がいいでしょう。
その場合俺にも連絡をください、徹底的に調べますから」



ここまで情報をかき集める事ができるのは、Aだけの力だけではなかった

Aの分析能力をかって、影山零治が直々に教えたのだ



鬼瓦「嬢ちゃんほど心強い情報屋は、警察にも中々いないね…どうだい、将来ウチに来るか?」


坂本「…考えておきますよ」



笑いながら言う鬼瓦に曖昧に答え、Aはタブレッドを操作しながら

鬼瓦のパソコンへデータを送る



鬼瓦「それと…影山の事だ」


坂本「……」


鬼瓦「あの真帝国で行方をくらませて以来、目撃情報もありゃしない。
もしかしたら本当に、海に沈んだのかもしれないな」


坂本「…と言う割には、顔に“生きている”と書いてありますよ。
…影山総帥の事です、今もどこかで息をひそめ、次の計画の準備を進めている事でしょう」


鬼瓦「あぁ…」


「吹雪!!」



フィールドから、鬼道の吹雪を呼ぶ声が聞こえ

Aと鬼瓦はそちらに目を向けた


鬼道からのパスが迫る中、目を見開き体が固まる吹雪

そしてボールは、地面へ落ちた

第132話 必要→←第130話 久しぶりの



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アメミヤ♪(プロフ) - キキさん» 2月のキキさんへ。返信遅くなってすみません!私で答えられそうな事でしたらお答えします! (2021年10月30日 17時) (レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - アメミヤ♪さん» イナズマイレブンに関して聞いていいですか? (2021年2月19日 6時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 夢主ちゃんが連れてかれたら、士郎の精神状態が大変なことになりそうだなと思った今日この頃← 夢主ちゃんみたいに頭の回転が早くて(良くて)ボーカーフェイスが上手くて、推理力あって、愛されている子になりたかった…←絶対無理笑笑 (2019年10月27日 22時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - オチの候補に基山ヒロトも入れたら、面白そうですねー(^ ^) (2019年10月22日 19時) (レス) id: 29705eefd3 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - あーやべー士郎可愛ええ←もうこれしか言ってない(汗 なんて言うんですか?あのー女子より女子過ぎてほんと可愛い! (2019年10月21日 22時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アメミヤ♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/  
作成日時:2019年10月8日 19時

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