第１１１話 吹雪の中の ページ16
円堂「１人で特訓か…」
『しばらくはそっとしておいてやってくれ』
『今は吹雪の思うようにさせよう』
円堂「…吹雪、燃えてるな！」
秋「気持ちはわかるけど、無理はよくない」
坂本「それには俺も同感、なんだがな…」
Aの言う事を聞かず、今特訓している吹雪に
彼の心境も考慮し“特訓をやめろ”とは言えないのか、困ったように溜息をつく
「もう寝た方がいいよ」
誰かに話しかけるような声が、吹雪のいる部屋から聞こえ
円堂と秋は、なんだ？と再び中へ視線を向ける
Aも眉をしかめながら、中を覗き耳を澄ました
吹雪「もう夜も遅い。眠らないと…」
声の主は、やはり吹雪
マフラーや前髪で表情は見えないものの、明らかに様子がおかしい
吹雪「休んでいられるか。完璧じゃなけりゃ存在価値はねぇんだ…！」
秋「１人言…？でもなんか変」
まるで自分同士で会話しているような吹雪に
Aは事情を知ってはいても、会話は初めて聞くようで
難しそうな表情を浮かべていた
吹雪「体を壊したら元も子もないよ……壊れようがどうしようが「円堂)吹雪！」っ！！」
扉が開き、声をかけられた吹雪は
バッとそちらへ顔を向け、ギロリとオレンジの瞳でその人物を睨みつける
思わず驚き、足を止める円堂
だがそれも一瞬で、吹雪の様子はいつも通りの彼へ戻った
そこへ動じる事なくAが中へ入り、吹雪に声をかける
坂本「日付を越す前に休んでおけ。明日に支障がでるぞ」
吹雪「……うん」
円堂「大丈夫か、吹雪…？」
吹雪「…あぁ、なんでもない。もう終わりにするよ、戻ろう」
円堂「お、おう」
いつものようにニコリと、ただぎこちなく微笑んだ彼に
秋と円堂は心配にならずにはいられなかった
坂本「？」
円堂と秋の後ろを歩いているAは、ふと斜め後ろにいた吹雪に服を掴まれ足を止める
俯いている彼から、表情は読めない
坂本「どうした、吹雪」
吹雪「………」
ゆっくりと顔を上げAを見たその顔には
不安や寂しさ、焦りなどが入り混じっているように感じた
そんな彼の頭を、Aは優しく撫でる
坂本「もっと、自分を大切にしてやれ。吹雪も……お前も」
吹雪の中の吹雪にも声をかけ、Aは吹雪の手を繋いでやれば
彼はAと肩を並べゆっくりと歩き出した
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アメミヤ♪(プロフ) - キキさん» ２月のキキさんへ。返信遅くなってすみません！私で答えられそうな事でしたらお答えします！ (2021年10月30日 17時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - アメミヤ♪さん» イナズマイレブンに関して聞いていいですか？ (2021年2月19日 6時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 夢主ちゃんが連れてかれたら、士郎の精神状態が大変なことになりそうだなと思った今日この頃← 夢主ちゃんみたいに頭の回転が早くて(良くて)ボーカーフェイスが上手くて、推理力あって、愛されている子になりたかった…←絶対無理笑笑 (2019年10月27日 22時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - オチの候補に基山ヒロトも入れたら、面白そうですねー(^ ^) (2019年10月22日 19時) (レス) id: 29705eefd3 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - あーやべー士郎可愛ええ←もうこれしか言ってない(汗 なんて言うんですか？あのー女子より女子過ぎてほんと可愛い！ (2019年10月21日 22時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年10月8日 19時
