【イナイレ】冷酷に、無情に【第三章】

第１０８話　レベルアップ ページ13

翌日、朝早くから全員がまた特訓に励む。

全員が全員、昨日よりもレベルアップしているのが分かり

少しの間吹雪の傍を離れ、他の様子を見て回っていたAは、その成長に感心していた


吹雪の下に戻れば、既にマシーンのレベルは８

荒々しさこそ変わらないが、今のところは誰よりもマシーンのレベルが高く

確実にレベルアップしている



坂本「吹雪、少し休憩にしよう。初めから飛ばし過ぎだ」


吹雪「あ？…チッ」



休みたくないのか、オレンジの瞳でAを睨むが

それでも表情を一切変えずこちらをじっと見ているAに、渋々従う



坂本「ほら」


吹雪「…ありがとう、Aさん」



いつものフンワリとした雰囲気に戻っていた吹雪は、

ぎこちない笑顔を浮かべながら、Aからドリンクとタオルを受け取った



地面に座り、少し体が休まった頃

部屋に鬼道が訪れた。


Aに用かと思ったが、どうやら違うようだ



鬼道「吹雪、お前もＤＦの特訓に参加してくれ」



そんな鬼道に、吹雪はニコリと笑い了承する

そして鬼道はAに視線を向け



鬼道「お前も特訓を見ていてくれ。何か気付いた事があればアドバイスがほしい」


坂本「あぁ」

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