第２４話 まだ ページ27
あの日を境に姿を消し、再会した時には敵となっていた彼女。
別人かと疑うほど、彼女は変わっていた。
豪炎寺「お前は、何故帝国に行ったんだ」
その原因が帝国にあるのではと思った豪炎寺は、ずっと聞きたかった事を問う。
坂本「それを聞いて、どうする？お前に言う必要も、関係もない。俺はこれからも帝国にいるし、お前と必要以上に関わる気はないよ」
豪炎寺「…何が、お前を変えたんだ」
坂本「俺を変えたのは俺さ、それが俺の望みでもあるんだからな。話はもういいか？まだ仕事が残ってるんだ」
豪炎寺「夕香は……」
背を向けて歩き出そうとしたAだが、豪炎寺の言葉に足を止める。
豪炎寺「夕香はあの日から、まだ目を覚まさない。だが夕香もお前が来てくれれば喜ぶだろう。たまには顔を見せてやってくれ」
坂本「……気が向いたらな」
冷たい声色のまま言葉を残し、今度こそAは歩いて行く。
その背に、豪炎寺の熱い視線を感じながら…。
「おいおい、折角影山が逮捕されたってのに…」
坂本「………」
角を曲がったAを待っていたのは、鬼瓦刑事。
彼は豪炎寺との会話を聞いていたようで、彼女へ声をかけた。
鬼瓦「なんでまだ切り離すような態度をとるんだ？」
坂本「まだ、終わってないからです」
鬼瓦「終わってない？それは･･･」
坂本「あの人はまだ止まりませんよ」
鬼瓦「…そうか。だが驚いたな。結局俺達に試合を中断させなかったのは、鬼道を信じてたからだろ？お前さんもここで良い仲間を見つけたんだな」
坂本「仲間…？いえ、仲間なんてものではありませんよ。ただ…信頼は、しています」
それだけ言って去っていくAに、鬼瓦はやれやれと言った様子で笑いながら
“無茶するなよ”と声をかけた。
刑事である鬼瓦と、影山の側近であるA。
２人の関係は、一体なんなのだろうか？
そしてその意味深な会話の真意とは……
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アメミヤ♪(プロフ) - マナさん» 返信お待たせいたしました！コメントありがとうございます！私が小説を書くときは、長台詞にならない事、想像しやすいような描写、書いていなくてもその時の心情が分かるような表現、流れのテンポ、行動の意味のつじつま、などを心がけています！言うだけはタダ！ (2021年10月30日 17時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作品読んで感動しました、どう作品書いてらっしゃるか教えてほしいです！ (2021年9月14日 20時) (レス) id: 3e93b35eb1 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 初めまして！作品観覧させて頂きました！！夢主ちゃんはプロジェクトZ？と関わってるみたいですね。しかも、鬼瓦さんとも知り合い(？)みたいですし続き楽しみにしてます！！更新頑張ってくださいね！ (2019年9月8日 10時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました。これからも頑張って更新してください！(^^) (2019年9月4日 0時) (レス) id: d7bac13e1b (このIDを非表示/違反報告)
水銀(プロフ) - 上手く言えないのですがめちゃくちゃ好きです…主人公は本当は豪炎寺の事を大切に思っているのが伝わりました…！これからどうなっていくかとても気になります！ (2019年8月28日 3時) (レス) id: 78abf1c607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年8月25日 19時
