第２０３話 サッカー ページ47
勝也の部屋の前に来たAは、扉を２度ノックする
坂本「おじさん、Aです」
勝也「入れ」
中からの声を聞き、ドアノブに手をかけドアを開け中へ入る
１つのスタンドライトが点けられているものの部屋は薄暗く、その中で忙しそうにパソコンを操作している勝也
坂本「部屋はもっと明るくしないと、余計に目を悪くしますよ」
勝也「久々に顔を合わせた第一声がそれかね」
坂本「なら明るくしてください」
困ったように小さく笑いながら言うA
ひと段落ついたのか勝也はパソコンから目を離し、Aに顔を向けた
坂本「お忙しい中、時間を取っていただきありがとうございます」
勝也「手短に頼むよ」
坂本「えぇ。…修也の事です」
勝也「A、お前には前々から修也にサッカーをやめるよう説得してくれと言ってあったはずだが？
結局私が学校へ連絡を入れる事になるとは」
坂本「イナズマジャパン脱退の申し出の件ですね、伺っています。
…俺は何度言われようと、修也からサッカーを奪う事には反対です」
勝也の言う通り、Aには前々から度々勝也から連絡があったのだ
医者になるためのドイツ留学に本腰を入れ始めるので、修也にサッカーをやめさせること。
ＦＦＩの期間を聞かれ、そんなに待てないと最近はその話を急かされていた
坂本「一度は諦め、大切な人を脅かす原因となったサッカーを修也は恐れています。
それでもサッカーを続けているのは何故だと思いますか？」
勝也「……さあな。私には理解できん」
坂本「怖さを抱えて蹴っているんです。そこまでしてボールを蹴りたいほど、サッカーが好きなんです。
…親ならば、彼の真剣な気持ちくらい分かっているでしょう？」
勝也「いくら真剣だろうと、サッカーで人は救えない」
坂本「心は救えます。俺は今まで、何人もサッカーで救われた人を見てきました」
どうにか留学の件を考え直してもらえないかと説得するAだが
勝也の心には響かない
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リーヤ - 一人称が俺…ここまで読んでみたけどまだ俺なんですか… (2020年5月20日 1時) (
レス) id: 83002b8c6f (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - やはりオチは豪炎寺になるんでしょうか？流れ的に！ (2019年11月24日 19時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン(プロフ) - アメミヤ♪さん» いえいえ、こちらこそです！ 更新頑張ってくださいねっ！！ (2019年11月23日 20時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
アメミヤ♪(プロフ) - イナイレの風丸大好き♪リンさん» ご指摘ありがとうございます！！ひえっ！お勧めしていただき感激です！！そしてお友達にもありがとうございます！！！ (2019年11月23日 19時) (レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン(プロフ) - またまた失礼します。 必殺技『グングニル V2』が『グングリル V2』になってましたよ〜 友達にも勧めさしてもらいました！ 見たら、『面白い！！』と言っていました。 (2019年11月22日 22時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年11月6日 19時
