第７８話 自分だけ ページ33
豪炎寺とAが話している時や、Aが普段見せないような表情を豪炎寺に向けている事に対して
鬼道は少なからずいいようには思っていなかった。
それでも気持ちを抑えられていたのは、彼らが幼馴染だからだ
今までAは帝国におり、雷門イレブンと関わる機会はそうなく
互いにまだ分からない事も多ければ、Aは独特な雰囲気を纏っているので少々近寄りがたいのだろう
最近は打ち解けてきている様子だが
それでも豪炎寺のいない今、Aに一番近く、彼女を一番理解しているのは自分だ
だからAが誰と話していようが、内容こそ気にはなるものの
嫉妬という感情はあまりなかった。
だが、吹雪は違う。
出会ったばかりにも関わらず、すぐAと親し気になり
更には豪炎寺とは違い、Aにベッタリとくっつき手まで繋いでいる
その様子を見て、鬼道は嫉妬という感情と共に少しの焦りが芽生えた
Aの一喜一憂が気になる
気付けば目で追ってしまう
他の男……得に吹雪と話している所を見ると、とてつもなく嫌な気分になる
その感情の正体は、ただ１つ
鬼道はAに惚れていたのだ
Aの隣にいるのが、いつも自分でありたい
頼られるのも、甘えられるのも自分だけでありたい
“好き”を自覚した鬼道の中で、その欲の感情はどんどん大きくなっていっていた
Aを、自分だけのものにしたい
特別な関係になりたいという想いが、膨れ上がっていく
そんな鬼道の想いを知っているのか否か
京都に到着するなり、吹雪はAの手をとって歩き出す
風丸「なんか…のんびりしてるよな」
塔子「襲撃予告なんて全く気にしてない感じ…」
円堂「とにかく、サッカー部をさがそうぜ」
先に歩き出したAと吹雪の後ろからそんな会話が聞こえ
Aは手を繋いだまま振り返る
坂本「襲撃予告を受けたのは、漫遊寺中学校。この先にある」
円堂「お、そうなのか！」
一之瀬「流石A！下調べはバッチリみたいだね」
Aと吹雪を先頭に、一同はまだまだ先にある漫遊寺中を目指す
もちろん、鬼道が吹雪に向ける目は
少し嫉妬を含んだものだった
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アメミヤ♪(プロフ) - ミルク さん» 投稿する作品を作られる場合、パクリと思われない程度なら大丈夫ですよ〜！加減が難しいですね…（汗） (2020年11月2日 13時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - アメミヤ♪さん» 作品を参考していいでしょうか？ (2020年10月28日 10時) (レス) id: 243dd4bfbb (このIDを非表示/違反報告)
アメミヤ♪(プロフ) - 碌無者さん» いえいえ！文字上のコミュニケーションなので難しいですよね（汗）ご指摘していただける事はとても有難い事なので、お気になさらないでください！応援ありがとうございます＾＾ (2019年11月13日 19時) (レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - 並びに、先のコメントの文面が冷たい印象を与え、不快な思いをさせた可能性があることをお詫び申し上げます。 (2019年11月13日 19時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - アメミヤ♪さん» 成程、理解しました。今後も見つけ次第ご連絡致します。 ストーリーの内容、私はとても好きです。夢主の今後の動きを楽しみにしております。更新頑張って下さいませ。 (2019年11月13日 19時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年9月14日 19時
