第35話 ページ36
you side
目を開いた瞬間に見たのは、れなの顔。
意識がはっきりとしてきた時に感じたのは、体を揺さぶられる感覚。
「おはよー」
という声も聞こえてきた。朝か、なんて呟きながら挨拶を返す。
近くにあった時計を見ると、針は九時を指していた。
「布団に入った後、めっちゃ通知音鳴ってなかった?」
顔を戻すと、れなが喋りかけてきた。
しかし、"めっちゃ"とは初耳だ。一体、どれぐらい鳴っていたのだろうか。
私は、携帯に一番近かったのに気付かなかった、ということも謎だが…
『そうなの?ごめん…全然気付かなかった…』
「んーん。大丈夫大丈夫。で?何だったの?」
大丈夫ならよかった…けどれなは優しいからな…
でも、言われてみればそうだ。通知の内容は何だったのだろう。
最初に話しかけられた時も、何だったのか確認しよう、という気持ちはなかった。
当然、私も気になる。一応予想はついている、けど。そして画面を点けた。
『うわ……』
通知センターを見た。そこには、数十件の通知。
どこからの通知なのかは、twitterやLINEだったりと様々だが、いつもの倍は来ているんじゃないかと思った。
「えっ何!?」
驚きの声を発しながら、画面を覗き込んできた。
が、しばらくしても声を発さなかった。それはどちらにも言えたことで。
れなは、驚きで声が出なかったから。…唖然としていたのだ。
Aは、何も喋らないれなに対し、何と声を掛ければいいのか分からなかったから。
沈黙を破ったのは。
『どう思うよ、これ』
私の方だった。
「…ほんとびっくり。こんなに通知溜まってるの初めて見たよ…
てかtwitterの通知多すぎでしょ…」
最後は苦笑しながら言うれな。もとに戻ったみたいだ。
『さて…消化していきますか…』
やっぱり、LINEが優先か…それとも、一番多いtwitterか。
「頑張れ…朝ごはん作ってくるねー」
はーい、と返事をしながら、れなもさっき起きたんだ、なんて思いながら。
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ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2021年11月18日 19時) (レス) @page40 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
玲華(プロフ) - 蜜柑さん» ありがとうございます!そうだったんですか!?嬉しいです…本当にありがとうございます…! (2020年7月13日 17時) (レス) id: 3ea7e362ea (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品、最近見た作品で1番好きで、更新楽しみにしておりました!これからも無理をなさらず、素敵な作品を作っていただきたいです!(`・ω・´)お疲れ様でした! (2020年7月12日 8時) (レス) id: e405411bb6 (このIDを非表示/違反報告)
玲華(プロフ) - きむちさん» ありがとうございます!そう思ってもらえて良かったです。更新頑張ります! (2020年5月5日 16時) (レス) id: 3ea7e362ea (このIDを非表示/違反報告)
きむち - 初コメ失礼致します。とても面白い?です!本当にこの物語の主人公になっている気分で楽しいです!これからも更新頑張ってください!陰ながら応援させていただきます!長文失礼しました! (2020年5月5日 14時) (レス) id: 72534f9fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲華 | 作成日時:2020年4月27日 17時