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15話 ページ16

「Aなにボーッとしてんだよ。」

『あ、ごめんさい。考え事してたらつい.....それより、エースくんすごくわかりやすく説明してくれてありがとう。』
沢山説明してくれたんだからお礼を言うのは当然だ。
「え、あ、あぁおう。全然大丈夫だぜ。」
何処かぎこちなく返事をし、下を見るエース。
どうしたんだろうと思い、エースの顔を覗き込もうとしたその時、

「どれも凄かったんだゾ!」

と1人で興奮するグリム。

グリムの方に振り返り『そうだね。』と答えた時、

「クールだよな〜……どっかの狸と違って。」

「ふな”っ!?」

『んんんんんんん!?』

エースの放った言葉はグリムを完全に煽っていた。
さっきまでの優しいエースくんはいずこへ。

「なあ、お前ら昨日入学式で暴れてた奴らだろ?」

なんだろう。私だけかなぁ.....エースくんの顔がすごくゲス顔に見えるんだよね。
「闇の鏡に呼ばれたのに魔法が使えない奴と、お呼びじゃないのに乱入してきたモンスタ〜。」

「やー、入学式では笑いをこらえるのに必死だったわ。」

「なぬ!?し、失礼なヤツなんだゾ!」
「で、結局入学できずに2人して雑用係になったわけ?はは、だっせー」

「にゃにおぉおう……?」

「ま、魔法も使えなければ雑用係にでもなるよな。それより、お前なんだか不思議だな。魔力がないのになにか感じるんだよなぁ.....」
そう言ってエースが私を覗き込んできた。

『はぁ、低脳すぎませんか笑?魔法が使えないから何?雑用係だからってなに?身分が違うからそうやって下に見るの?馬鹿すぎない?馬車が来なくても頑張って、足掻いてこの学園に来たグリムをそんな言う?さすがにそういう行為はやめた方がいいと思うよ。でもそうまでして大魔法士になろうとしてる人間を下に見るのもどうかと思う。』
「A.......」
グリムに名前を呼ばれてハッと我に返った。

グリムがどうしてあそこまでしてこの学園に来て大魔法士になろうとしてるかは分からない。でも、こう言われるのは、嫌だ。
嫌だと思った反面元いた世界であった色々なことが思い出された。だけど、ここに長くいることも無い。それに人との関わりも作りたくはない。だから言わせてもらう。
『あんたって、本っ当に馬鹿だよなッッッ!!!!』
うん。これで良いんだ。
魔法で攻撃されたらその時だし。
私は、生きることを楽しいと思うこともなかったし。

____________
主人公こんな感じです。
オリジナルぶっ込んで行きますよぉ〜

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レイ(プロフ) - ガープ女子さん» あ、すみません!!外しました!わざわざありがとうございます!!! (2020年3月19日 21時) (レス) id: 4e64052bcc (このIDを非表示/違反報告)
ガープ女子(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2020年3月19日 21時) (レス) id: feca30ed8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイ | 作成日時:2020年3月19日 18時

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