187話 ページ14
──中央の国
─魔法舎
賢者様「わー！帰ってきた！すごく久しぶりな気がする！」
カナリア「おかえりなさい、賢者様！」
賢者様「カナリアさん！」
カナリア「お疲れでしたでしょう！お食事になさいます？お部屋でお休みになります？」
クックロビン「賢者様！」
ドラモンド「賢者様！アーサー様！」
賢者様「クックロビンさん！ドラモンドさん！」
ドラモンド「おかえりなさいませ！今回はひやひやしておりました！」
クックロビン「大きな魔物と戦ったんですって？詳しい話を聞かせてください」
カナリア「クックロビン。それは後よ。まずはみなさんに、ゆっくりしてもらわなきゃ」
……はあ、やっとゆっくりできる
疲れたけど、何かこう……物足りない気もする
──食堂
スノウ「みなのもの、お疲れ様じゃ！」
ホワイト「そなたら、よう頑張った！西の国の伝説となるじゃろう！」
ミスラ「はあ」
オーエン「別に」
ブラッドリー「どうでもいい」
『別になんだっていいよ』
スノウ「テンション低〜！」
ホワイト「褒められてるんだから、はしゃげばいいのに〜！」
ミスラ「だって、なんか……。俺たち、変じゃなかったですか？」
ブラッドリー・オーエン・ノワ「「『…………』」」
やっぱり他3人も何か感じてるんだ
やっぱ西の土地の気質は私たちは合わないんだろうな、多分
ミスラ「なんかこう、たまっているというか……。もやもやするというか……」
スノウ「運動量が少なくて、発散しきれておらんのかの」
ホワイト「西に長くおったせいじゃろ。土地の気質に狂わされたのじゃ」
オーエン「それだけ？」
ミスラ「賢者様の周りに、ぞろぞろいたやつらも殺したって良かったのに……。何故か、何もしませんでしたし……。……北らしいことしたいな。オーエン、殺していいですか」
オーエン「なんで僕なんだよ……。ブラッドリーかノワとやれよ」
ミスラ「ブラッドリーもノワも、一回しか死なないじゃないですか」
スノウ「えっ……。優しい」
ホワイト「良いことじゃ。良いことじゃ」
ブラッドリー「…………。どうかな？」
『…………。良かはないでしょ、別に』
まあ、私は死ぬどころか殺されることもないだろうけど
まだ私の魔力の方が上回ってるし
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作者名：紅玲
| 作成日時：2024年10月2日 22時
