サークル見学 ページ23
Aside
放課後、中庭で祐希とお喋りしながら大晴を待っていると
「ごめん遅なった〜！！」
大晴がベースを背負ってぶんぶんと手を振りながらこっちに走ってきた。
「じゃ、私は行くね。頑張りなよね！」
そう言って大晴の来る方向とは反対方向に歩いていく祐希。
「ただの見学なのに頑張るも何もないよー笑」
私が笑うと祐希は
「そっちじゃなくて……もー、まだ気付いてないのね」
と呆れたような声を上げてそのまま去っていった。
祐希はなんで呆れてるんだろう？
そう思いポカーンとしていると
いつの間にか隣には大晴がいた。
「行かへんの？」
きょとん？と首を傾げる大晴。
「行く！」
なんだか今日は大晴の優しさに甘えていたい気分なので
ぎゅっと後ろから抱きついてみる。
小さい頃よくしていたし、こうすると安心するんや。
「もう俺らも大学生やねんで〜？笑」
と笑いながら軽くあしらう大晴。
ほら、大晴も何も気にしてない。
あれ、また何故か胸がチクッと痛む。
「早く行こ、大晴のベース聞きたい！」
任せとき？って嬉しそうにはにかんで、今にもスキップしそうな足取りで練習場所に向かう大晴。
ほんまにバンドが好きなんやなぁ。
そう思いながら小走りで大晴の後を追った。
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咲良(プロフ) - 絶対完璧さん» わぁぁ嬉しすぎるコメントありがとうございます ！！！亀更新ですが楽しんで頂けると嬉しいです〜！ (2022年11月3日 1時) (
レス) @page42 id: e03173b876 (このIDを非表示/違反報告)
絶対完璧 - 面白いです!続き待ってます (2022年10月27日 16時) (レス) id: 9c542e42dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲良 | 作成日時：2022年8月27日 12時
