第三話 光の力 ページ26
１：藤堂 咲
「あぁ、本当にかっこいい〜！」
そう言ってルナは教科書を抱きしめた。
「まったく・・・ここまで虜になるとはね」
広瀬は苦笑いをした。
ここは、騎士団の本部だ。授業のない日や、休み時間などに騎士団のメンバーはここに集まってい
た。特に、藤堂・広瀬・ルナの三人は何度も会うたびに仲良くなっていった。
「だってすっごく優しいし、ハンサムなんだもん」
ルナは、顔を藤堂と広瀬に近づけた。
「ふたりだって、そう思いません？」
藤堂と広瀬は顔を見合わせた。
ルナが夢中になっているのは、佐々木 充(ささき みつる)先生だ。授業が分かりやすく、どの
先生よりも優しいのだ。
「まぁ、優しいよね。俺も好きだよ」
藤堂は、ルナに微笑んだ。
「ね、広瀬さんも思いますよね！」
ルナは目を輝かせている。
「そうだね」
「それより、ナリのことどう思う？」
藤堂が切り出すと、広瀬とルナは、同時にため息をついた。
「咲くん、またそれ？」
「そうですよ。藤堂さんは広瀬さんが成宮くんにやきもち焼いていることに、気づいていないんで
すか？」
ルナは藤堂を睨んだ。
「・・・は？いや、違うけど！」
広瀬は全力で否定した。
「ずっと親友だった人が、急に後輩ばっかりかまうようになったら、誰でも面白くないですよ。正
義のヒーローは、病弱な男のコを助けたいんですよね」
「…別に、正義のヒーローのつもりはないし、ナリは病弱な男のコじゃないよ」
藤堂はむきになって反論した。
「絶対裏ありますよ。まったく、あの手の男子に馬鹿な女子は騙されるんです」
ルナは澄ましていった。
「なら、�慳遒�んはどうなの？」
「�慳遒�ん？成宮くんのパシリです。完全に使われてますよ」
「望月ちゃんはナリに恨みでもあるわけ？」
藤堂は、頬を膨らませた。
「ないですけど。なんか嫌なんです」
ルナはそっぽを向いた。
まったく。どいつもこいつも見た目だけで判断しやがって。
「確かに、イケメンだけどさぁ・・・」
広瀬の言葉に、藤堂は頭を抱えた。そういうことが言いたいんじゃなくて…！
「そうですか？…あたしは広瀬さんのほうが格好いいと思いますけど」
ルナに言われ、広瀬は顔が真っ赤になった。今にも火が出そうだ。
「じゃ、あたしはこれで」
ルナは、涼しい顔で部屋から出ていった。
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白木里沙(プロフ) - おう、楽しみにしとくぜ、青野を☆ (2017年8月28日 22時) (
レス) id: 69bdcdfefa (このIDを非表示/違反報告)
藤宮伶 - 白木里沙さん» ありがとう！楽しみにしててね！�慳遒髻� (2017年8月28日 14時) (レス) id: 21132432c2 (このIDを非表示/違反報告)
白木里沙(プロフ) - 藤宮伶さん» おお、青野楽しみにしてるぜ☆ 更新スピードは気にしない!! (2017年8月25日 19時) (レス) id: 69bdcdfefa (このIDを非表示/違反報告)
藤宮伶 - 白木里沙さん» 次の次ぐらいには、�慳扈个擦襪�も・・・！更新、遅くなるかもしれないけど、待っててね！ 私も�慳遒鮟颪�のは楽しいから、出したいんだけどね（笑 (2017年8月23日 11時) (レス) id: 21132432c2 (このIDを非表示/違反報告)
白木里沙(プロフ) - 藤宮伶さん» 青野ぉぉぉぉぉっぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお！！！！！！！ 私の…推し…アァァ…← 大丈夫、楽しみに待ってます(´･ω･`) (2017年8月21日 13時) (レス) id: 69bdcdfefa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤宮伶 | 作成日時：2017年6月25日 10時
