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『お待たせ。ごーめん、遅くなった』
浮所「那須ー!やっと来た!」
『早く帰ろう。今日は疲れた』
浮所「え、何かあったっけ?」
『…先生が、生徒会入らないかって』
先ほど先生に呼び出された理由はそれだ。
どうやら成績も良くて特に何か問題を起こしそうもない俺に向いてると思ったらしい
それはそれでありがたいんだけど、俺には無理だ
生徒会長だとか、そんなに大きなものではないけれど学校内に関わることはごめんだ
俺はただ平和に過ごせればそれでいい
浮所「何事もやってみれば良いのに」
『無理だよ、俺は勉強で忙しい』
浮所「でも生徒会にあんまり人がいないって聞くし入ってあげたら良いのに」
『…それでもダメ』
生徒会なんて俺には荷が重すぎる
第一、俺なんかのどこが良いんだよ。絶対俺より浮所の方が良いに決まってるじゃないか
この身なりのせいで向いてると思ったんだろうけど…
そりゃ回りに比べたら浮いてるなって感じるし。地味だって言われてることも俺をよく思ってない人がいることも知ってる…から
浮所「あ、生徒会で思い出したんだけど…さっきAちゃんに会ってちょっとだけ話したんだけど」
『は?』
浮所「ほら、那須がよく見てるから自慢しようと思って」
『…お前嫌い』
浮所「ごめんごめん!でもさ、Aちゃんも生徒会入らないかって誘われてるって噂あるから考えてみたら?」
『そうなんだ…』
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さき(プロフ) - 那須担と浮所担なのでこのお話大好きです!!ドキドキします!!更新楽しみにしてます!! (2020年4月17日 2時) (レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優風翔 | 作成日時:2020年4月15日 23時