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浮所「…おめでとう」
『あり、がと…』
浮所「まさか那須が優勝するとは思わなかったな〜、あの那須がねぇ。そっかぁ」
『なんだよ、俺だってやるときはやるから!』
浮所「うそうそ、那須なら大丈夫だと思ってたよ」
ステージから降りると、そこには待ち構えていた浮所が。
面と向かっておめでとうと言葉にされて…やっと、浮所と同じ立場になれたような気がした
思わず感極まる俺に、男らしく抱きしめてくれた
浮所とハグなんて何年ぶりだろう
懐かしさと安心感で肩の力が一気に抜けるのを感じる
俺はそっと、浮所の背中に手を回す
ありがとう。俺に勇気をくれて。
『これで浮所の友達だって、自信持って言えるよ』
浮所「え、そんなこと気にしてたの!?」
『…まぁ、』
浮所「…バカだなぁ、ほんと。ずっと友達でしょ?」
『うん、これからもよろしく』
浮所「俺のことは良いから、早くAちゃんのところに行ってあげて」
背中を押されて、俺は踏み出す。
後ろを振り向くと浮所はとびっきりの笑顔で言葉を放つ
浮所「頑張れー!」
『…ありがとう、告白してくる!』
浮所に向かって手を振って、走り出す。
彼女に伝えなきゃいけないことがあるから…告白する、どうなったって良い。
どう思われてても、君に俺の気持ちを届けたいんだ
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さき(プロフ) - 那須担と浮所担なのでこのお話大好きです!!ドキドキします!!更新楽しみにしてます!! (2020年4月17日 2時) (レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優風翔 | 作成日時:2020年4月15日 23時