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そして、ドタバタと忙しい時間を過ごし…あっという間に文化祭最終日を迎えた
最初はつらかった接客も、今では自然と笑顔を浮かべられる…楽しさを感じられるほどに成長した
自分でもこの成長具合にはビックリだ
浮所「那須〜!そろそろコンテスト始まるから行った方が良いんじゃない?」
『え、もうそんな時間?』
浮所「ほら、優勝候補なんだからね。期待してるよ!」
『ハードル上げられると困るんだけど』
浮所「優勝したら沢山いじってあげるから!」
背中を押されて、俺は気合いを入れる
ありがとう。浮所のおかげで勇気を出せてここまで来れたんだから…
浮所には劣等感しか感じなかったけどこればかりは感謝だ
いつもは浮所の隣にいることが申し訳なかったけど…これが終わったら堂々と、友達として横に並べるかな。
『…俺ならいける、自信を持つんだ』
「那須くん!ごめん、今からって時に…」
『え、Aちゃん?なんで、』
「一言伝えたくて、あの…那須くんなら大丈夫だから。発表聞くだけでしょ?ってことはもう結果自体は決まってるんだよね」
『まぁ…ステージで発表だからね。緊張するけど、優勝してくる』
「いろんな人に関わってきたから大丈夫」
肩を震わせてる彼女はきっと、走ってきてくれたんだろう。
それだけで嬉しくて何にも負けないような気がした
『…ありがとう、自信ついた。行ってくるね』
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さき(プロフ) - 那須担と浮所担なのでこのお話大好きです!!ドキドキします!!更新楽しみにしてます!! (2020年4月17日 2時) (レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優風翔 | 作成日時:2020年4月15日 23時