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人を見る目はある。
それはつまり、俺がダメだった場合…親に反対されるだろう。一種の判断手段だ
こういう人と一緒にいちゃダメだと言われかねない
そうなったら俺…多分立ち直れない
「良いから行くよ、お母さんイケメンには目がないから！」
『えぇ、待って。心の準備が…！』
拒めば良いのだろうけど、どうしてもそう言う気持ちにはなれない
華奢な手で俺の手首を掴んで引っ張る姿に、抵抗出来なかった
少しでも期待を持ってくれているなら…それにかけてみたくなったんだ
俺の手を引いて前を歩く姿は、もったいないぐらい輝かしくて…まるで夢の中にいるような感覚。
掴まれた手首は熱いし、触られてると考えるだけで照れくさい
「お母さーん、連れてきたよ！」
《あらぁ、いらっしゃい》
『えっと…Aさんのクラスメートの那須です…』
《聞いてるわよ、さあ、座って座って！》
「安心してね、那須くん。変な髪型にはしないしちゃんとかっこよくしてくれるから」
《当たり前でしょ？今まで何人の男を輝かせてきたと思ってるの》
Aちゃんのお母さんは包み込むような優しさを持つ、柔らかい雰囲気の人で親子揃ってよく似ていた
顔が…って言うより雰囲気が。
だからこそ、余計に緊張してしまう
《Aはあっち行ってなさい》
「えー、那須くん見たい」
《ダメよ、見られたら緊張しちゃうでしょ？リラックスしてもらわなきゃ》
「はーい…じゃあ勉強してくるから終わったら呼んで」
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さき(プロフ) - 那須担と浮所担なのでこのお話大好きです！！ドキドキします！！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月17日 2時) (
レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優風翔
| 作成日時：2020年4月15日 23時
