【イナGO】マジでヤバイ。トリップっ！ (ページ3)

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２話嘘と真ページ3

『ﾌﾟﾌｯ…あははははっ』

なんだか今…自分が考えてた一言がバカらしく
お腹の底から馬鹿笑いする

『トリップなんて…ない、ない、ない』

また自分で勝手に納得する

涙を拭い一息自分を落ち着かせる

すると

たたたっ……漫画だとそんな書き文字が
ついていそうな足音がどこからか
響く。

こちらに向かって来ている様子だ

マラソンの季節だったかな？

ピッタっと足音が止まるや
否や、

「見つけたぞｯｯ！」

『えっ!!!!』

なになに！？マラソンじゃなくて
刑事ドラマか何かですか！！？

殺人犯じゃありませんように

そう願い恐る恐る振り返った。

「え、…………」

その声の主は私に
叫んでいるようだ

数十人ものユニフォームを着た
集団を見た私は思わずサッカーイレブンを
連想させた、

真ん中のお怒りの様子の人物は

茶髪のパーマをなびかせ
私に向けての闘志……いや、殺意を
メラメラ燃やしていた。

『おっふ、』

神童………拓人＿＿＿＿

いや、全員が私に殺意を
向けているように感じるのは

気のせい

『なわけないよね〜〜』

「謝れｯｯ…」

『はぁｯｯ！？』

私は思わず間抜けな声をあげてしまった。

私は神童拓人の言っている意味が
……よくわからず、

『何言ってんの？』

「とぼけるのも…いい加減に
しろよ……」

ツインテこと
霧野蘭丸は怒りで体をぶるぶる
震わせていた。

ガンッそんな鋭い音が
耳に響く中

私はお腹を抑えて膝をつく

『うっｸﾞｯｯ！？』

な、何が………

数秒思考回路が停止する。

お腹を蹴り飛ばされ
柱に背中をぶつけたらしい

『……こ……の………』

「ん？」

なんだ？と言わんばかりに
しかめっ面の剣城にとっさに怒りすら
覚えてしまった

私に蹴りを入れたであろう張本人剣城京介

『こんな………こんなの……

イナズマイレブンじゃないぃいいぃ
ぃぃぃいィィィｲｲｲｯｯ!!!

ﾊｧ……ﾊｧ………ﾊｧ』

私は思いきりお腹の底から声をあげた
息が切れるまで。

『⁉ｸﾞｯ……』

突然胸倉を掴まれた。

「おねがい……します…

おねがいですから……」

『あ、ｯｯ!?』

「小雪…先輩に……」

松風天馬の涙が私の頬を伝う

『…………ごめん……』

私がいったい何を
脳内には「ごめん」の言葉

私は突然のことで力が抜けて腰から
崩れ落ちる

小雪って誰！？

NGシーン

(謝れｯｯ)

(ヒャッハァァァー裏神童キタコレ!?///)