【Ｈ×Ｈ】体力の無い私が家出しただけなのになぜかハンターに！？１

３話シケンカン×ノ×シケン ページ3

「ぎゃｯ！？な、なになにｯｯ!!」

ここの、人たちは試験官とやらの到着を
待っているらしいが
待ちくたびれた私はうとうとと睡魔と
戦っていたらいきなりとんでもなくばかでかい
音がジリリリと鳴り響いた

か、火事かと思ったよ……まじで


「警報器じゃねぇ！！
試験官が来たんだよ」


あ、まだ、居たんだ…坊主の
忍者みたいなホームレスさん。

慌てる私にいかつい顔で説明してくれる忍者

やっとのおでましですか試験官さん
待ちくたびれすぎて冬眠するかと思ったよ。


「大変お待たせいたしました」

試験官？らしき人物
よいよいと話をし始めた

試験官さんの声が地下トンネルに響き渡る


「ただいまをもって…………ハンター
受験者を締め切りとします」


ハンター？……さっきのジュース配ってた
おっさんも言ってたな………
私は頭の上にはてなを浮かべるが
全く検討もつかない、

そもそもこれは何の集まりなのか

ハンターって動物ハンターとか
そういうあれか？？


「これより、ハンター試験を開始します」


試験官さんは最後に言い放った
怪我をしたり危険にあう場合……

また、死に至らしめる場合があると………

そんな凶暴な猛獣がいるの？
今更だけど帰っていい？


「それでも言い方は私についてきてください」

いや、よくないよ！全然よくないよ！
命はもっと大切にしようよ！！


「そうでない方は速やかに
後ろのエレベーターからお帰りください」

後ろの先ほど乗ってきた
エレベーターを指差す試験官さん

シーンと静まり返るトンネル内

あれ？誰も帰らないの？

今、私が１人帰ったら…白い目で
見られそうなんですけど
でも切実に帰りたい


「分かりました…第一次試験
４０５名…全員参加ですね』

ああぁ〜〜、エレベーターの扉が
固く閉ざされてしまった
もう後戻りができない……

口を閉ざしたかと思うと
試験官は回れ右をして前を向く

すると長い足でたんたんと歩き始めた


えっ？始まったの？試験が始まったの？
やらないとダメな感じですか？？


これから……どうなるんだ私
私はとぼとぼとローラーシューズの

ローラーを転がし始める……

まったく理解が追い付けないのだけど
とりあえずあの試験官さんに
ついていけばいいってことでOK？

トンネルを出たその先に
ご褒美があることを願って……

４話スケボー×ハ×ハンソク→←２話トンネル×二×ホームレス

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