1話ハラペコ×ト×ショクヨク ページ1
照りつける太陽に
泣き響くカゴメ
そして清々しい風
「はぁ〜……今日はなんていい天気
なんだ心もトイレの水で洗い
流される気分だ………」
えっ?つまりどういう意味かって?
………最悪って意味
ぎゅるぎゅるるるる〜〜と
お腹で飼っている虫が
とうとう待ち切れんばかりに
盛大に音を鳴き響かせる
「お、お腹空いた…………」
膝をついて地面にご挨拶。
そんなことを言ってると
どこからか香ばしい香り……
顔をあげクンクンと匂いを探る
これは!私が探し求めていた………
「ステーキだあぁッ!!」
一歩……また一歩と私の足が
大きく動き出した
急いで匂いの元へ駆け寄って
勢い余って入口にタックル
「いらっしゃ〜い〜」
「奥の席空いてる?」
私が入店するとガタイのいい男が
ステーキ定食を注文していた
しかもけっこうこだわりがあるらしい
ステーキ定食…弱火でじっくり……
確かに美味しそう
溢れ出そうなよだれをジュルリと飲み込む
だがしかし……お店はどうやら満席のようだ
「あ、えっと…奥の部屋って空いてたり…」
とりあえず席の覚悟をするべく
奥の部屋が空いてるか確認
「ご注文は?」
「ステーキ定食、弱火でじっくり」
「あいよ〜奥の部屋どうぞ〜」
そう告げると考える間もなく
女の店員さんに奥の部屋へと
案内される私
「ッ!?」
えっ?
ドアを開けば豪華な天井に
……豪華なテーブルの上にはたまた
なにここ…もしかして高級店か?
奥の部屋は高級レストランのような
景色が広がっていた。
入口では今にも潰れそうな定食屋に
見えたんだけど
「あぁ〜ステーキまだかなぁ」
私は一息つこうと
イスに着席する………その直後
ドワン……と部屋が振動で揺れる
「え!?……な、なに!?
地震??えっ?」
いきなり部屋全体が
まるでエレベーターのよう
いや、これエレベーターだわ
だって上のほうに
現在何階か表示されてるもん!!
とんでもないとこに
よくも案内してくれちゃって!
ズシリ……と重たい重圧と
ともに部屋の揺れがおさまった………
「止ま……った?」
私は慌て机の下から
ひょっこりはん!と顔をだし
部屋を見渡した
扉らしきものがゆっくり開かれる……
私はゴクリと息を呑む
「うぇ?……えぇ!?」
扉が開くとそこには…数十人ほどの人が
地下らしき場所に集まっていた
「はい、プレートです」
「ん?プレート?」
私は62番の丸いプレートを受け取った
何がどうなってんだか
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miwa - YouTubeの家はんをみてこちらにきました!面白いです! (2022年2月14日 12時) (レス) id: 7730c8acb7 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 感動シーンなのにWWWお、WおじポックルWWWW (2021年12月8日 0時) (レス) @page49 id: 6329fbc5cb (このIDを非表示/違反報告)
ウカザメ - めっちゃ面白いwwwこういうの好きやわwww (2021年11月1日 12時) (レス) @page5 id: 821a2adb03 (このIDを非表示/違反報告)
水野 翠 - おじポックルwwいつ読んでも笑っちゃいます!こういう主人公好きです! (2017年8月16日 13時) (レス) id: 7371dfda5a (このIDを非表示/違反報告)
水野 翠 - とっても面白いです!!ギャグ、めっちゃ笑っちゃいます! (2017年8月16日 13時) (レス) id: 7371dfda5a (このIDを非表示/違反報告)
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